第七話 旅へ
こんにちわ、現在私は、シーシャ王国の首都へと来ています──
なんとこの石造りの家!!凄くヨーロッパ感が出ていますね!!
この辺りには軍も居て、治安は良い見たいです。
「如月、銃はいつ使うんだ?」
うるさいですねこのガンヲタクめ!!
違いますよ?私はガンマニアです。ヲタクとマニアは違います。漢字だけ。
「それを使うのは緊急時のみ、別に世界滅ぼす訳 じゃないからな?俺達は魔王とか言う奴を倒すんだよ?」
「ふーん、……じゃあ魔王はどこにいんだよ」
「知らねーよ!!知らねーから探してんだろー!!」
こいつ、イラつくなぁ~
──と、いう訳で情報収集といこう!
聞き込みをしていくよ。
──数時間後───
聞き込みをしたところ、どうやら魔王軍という奴らが居てソイツらは、トリガルト帝国に居るらしい…………
隣じゃねーか!!!!
まぁ、だが隣だからと言ってそう簡単にはいかな い、トリガルト帝国はまず、巨大だ、広いんだ、こ の世界で一番デカい国だ、そんな中から魔王の居場 所を探すのは、骨が折れる。
だから旅をしよう、この世界を、魔王軍に勝つ為に鍛えるんだ、ただ兵器を出せて使える程度じゃ、魔王軍には勝てない、なんせ俺達は二人しか居ないだろう。
だから俺は、旅の所々で近接戦闘を習得する。
俺が習得したかった一つだ、後はこの世界には魔法というものが有るらしい、治癒魔術程度は習得しておこうと思う。
「トウヤ、どう思う?」
「どうって、何が?」
「旅だよ」
「ふーん…旅ねぇ…」
「銃を使いたいんだろ?」
そういうとトウヤの目つきが変わり、答えた。
「あぁ、俺とお前で魔王を倒してやろうぜ!!」
いい意気込みだ、はぁ...大変な日々になりそうだ。
──数日後──
俺はシーシャ王国を旅をした旅している途中だが、俺はこの間に治癒魔術のコツを掴み、擦り傷程度なら治癒出来るようになった───
トウヤというと、あいつには射撃の才能が有ったのかもしれん、俺が作った射撃練習場の的に全弾命中させやがった、しかもド真ん中だ、あいつは早撃ちにも優れていて、○・三秒は記録した。
「如月、どうだ?」
「○・二秒…いつもより早くないか?」
こいつの成長は図りしれん…俺よりこいつがこの能力持ってた方が強かったのでは?
─と、考えていたら、
「なぁ、如月、お前は元の世界に戻りたいと思うか?」
そんなことを聞いてきた。
俺は戻りたい気持ちもあるが、何も俺には無い。妹も、
「もちろん、帰りたい、だけど、あっちに帰ってもゲームする、これしかやることがな くて、今の方が楽しいよ。」
「そうか、」
俺の言葉に素っ気なくトウヤは返事をした──
「お互い頑張ろうな」
「あぁ、そうだな」
俺と彼で魔王を倒せるのか?………