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第六話 転移者

 こんにちわ。俺は現在、シーシャ王国の首都へと行っています。

 残り七十キロメートル》といったところか……

 おや?なんだあれは?モンスター?何かと闘っている人が居る。

 ──と、次の瞬間、その何者かはモンスターに銃 らしき物を撃って一撃で倒した。


 「あれは?一体?」

 

 いくらなんでも中世辺りの時代にピストルはあり得ないが……だとしたらなんだ?フリントロックピストルか?フリントロックピストルなら丁度中世の末期に存在はしていたみたいだが……

 この時代……銃があるだけですごいような時代だからな。


 と、考え事をしていたのも束の間、新たなモンスターに背後を取られてしまった───

 俺は急いでジープを降り、銃を召還しようとしたのだが、もう遅かった、(モンスター)は俺のすぐ目の前に居た。

 俺は覚悟した──

 そのとき、


 「伏せろ!!」


 知らない男の声に反応し、勢いよく地面に伏せた。

 その瞬間、銃声がした──

 モンスターは一撃で葬られ、その場に倒れた。


 「お前、大丈夫か?」


 声が聞こえ、その方向を向いたら、そこまでは高くない背の男がいた、この顔の感じ、見たことがある、アジア系だ。

 恐らく……日本人。


 「あんた、一体だれだ?」


 俺は目の前の男に聞いた──

 すると、男は質問を質問で返してきた。


 「あんたこそ、だれだ?こりゃ四輪駆動車じゃないか、この世界でどうやって?」


 ん?俺には疑問が走った──なぜこの世界の人間がジープなんか知ってるんだ、と、だが引っかかる。

 この男の顔はどう見ても日本人、そうだ、こいつも転生(転移)したんだ───

 俺にはそう思えた──俺は彼に質問した


 「お前も日本人か?……」


 彼は少し躊躇ったが、俺の質問に答えてくれた。


 「あぁ、日本人だ、俺は神とか言う奴に転移させられたんだ…」


 どうやらコイツも同じらしい──

 彼は俺に質問してきた。


 「このことを聞くってことはあんたも同じか?」


 俺は頷いたその通りだ、そして俺は彼に今までの経緯、貰った能力、全て話した───


 「なるほど、じゃあ如月、その能力を使って銃も出せるのか?」


 なんだ、いきなりこんな質問を?こいつまさか俺と同類?仲間?俺はすぐに答えた──


 「あぁ、出せる何でもな……」

 「如月、あんた最高だ!!俺にM4A1カービンをくれないか?」


 "M4カービン"……懐かしい…他の人からこんな言葉が来るとは、思ってもなかった──俺は返事をし た。


 「いいとも、M4はアフターパーツが多いから出して欲しければ言ってくれ」


 と言いながら彼にM4を渡した──

 そしたら彼はまた質問してきた。


 「あんたも好きなのか?これ()が」


 俺は答えた。


 「あぁ、大好きだ!!」


 その瞬間、俺と彼は分かち合えた気がした。


 「それで、お前の名前はなんだ?」


 俺は彼に聞いていなかった名前を聞いてみた。


 「俺の…名前か…そうだな…トウヤ……トウヤだ…」


 何故フルネームを言わない?何か理由でもあるのか?


 「なんで、名前だけなんだ?」

 「名字が…な?」

 「なんだって?」


 名字がどうかしたのか?

 俺は彼に質問した。


 「どういう意味だ」


 すると、トウヤは話した。


 「教えられないな…」

 「そうか…いつか聞けるときが来るかもな」


 俺はトウヤの言葉に返した。


 「まぁ、そんなことよりな、お前ジープでどこに行こうと?」


 俺の気持ちも分からずにそんなことを聞いてきた。

 俺は答えた。


 「この国の首都に行こうと思って…」

 「そうか…なら俺も連れてってくれないか?」


 トウヤは突然そんなことを言い出した。

 まぁ、断る理由も無いが…


 「じゃあ乗ってくれ、」


 俺はジープ乗り、彼も乗せて北に走り出した。

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