第四話 ゴブリン討伐
「森というのはここだよな?」
俺は地図通りにそのゴブリンがいるという場所に来ている。
「どこだ?」
ザワザワ──
なにかいるのか?いやこの状況でゴブリン以外ないだろう。
「ゔぁーーー」
ゴブリンだ……俺は音に反応してゴブリンの攻撃を運良く避けることが出来た。
コイツの攻撃を瞬発的に、回避出来たのはデカい─では、俺のターンといこう!!
全神経を集中させて──
「はッッッ!!!」
俺が出したのはグロスフスMG42機関銃だ。MG42は、第二次大戦時の一九四二年にナ○ス・ドイツにより開発・製造された汎用機関銃である。
「おらァ!7.92ミリ毎分一五○○発の弾幕を食らいやがれ!!」
MG42は布を切り裂くような音を立てながらゴブリンをまるで炭のようにした。
「いやぁー楽勝すぎる、つまらん、楽勝、」
「よし、ゴブリン討伐したし、ギルドに報告だ」
俺はこの場所を後にし、ギルドに帰った───
ベルの鳴る音とともに扉が開いた。
「あら速いですね!?もう?」
「はい!やって来ました!」
俺はお姉さんに返事をした。
「どうぞこれを」
俺は報告書をお姉さんに渡した。
「これは!?ホントに討伐してきたんですね!?」
「えぇ、ホントに討伐してきました。では、私はこれで……さようなら」
俺はギルドを後にした。
──と、その直後、
「おい、お前雑魚のくせにゴブリンを討伐したんだってな」
謎のパーティのリーダー?に話しかけられた。喧嘩ならなるべく穏便に済ませたいところだが………
「ホントに強ぇか試させてくれよ」
どうやら穏便には済まなそうだな。
俺はすかさずサプレッサー付きマカロフを創造し、パーティのリーダー?の両足に二発ずつ撃ち込んだ。
サプレッサー特有の音を立てながら両足を貫通した──
「うぐ…なんだ…こりゃ…足が……」
ふっ…どうだ人類の科学の結晶は。
そして俺はコイツらとは反対側に逃げた。だが奴らも追ってくる。
「待ちやがれ!!」
「うるせぇなー!お前らが喧嘩売ってきたんだろーが!!……お?」
俺は隠れるには丁度良さそうな草むらを発見した。俺はギリースーツを精製し、それを被り身を潜めた。
「どこ行きやがったアイツめ!!くそッ!!」
「ボス!大丈夫ですか?」
「くッ!イテテ……足が!!アイツめ!次会ったら、殺してやる!!」
おぉ怖ぇ……殺れるもんなら殺ってみろよ。
俺はなんとかやり過ごすことが出来た。