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第四十話 再:トリガルトへ

 朝。目が覚める。人の気配がする。隣を見てみるとシースがスヤスヤ寝ていた。可愛い。これを可愛くないという奴はいないだろう。

 俺がシースを見つめていると、シースが目を覚ました。


 「おはよう日向」


 笑顔で頬を赤らめて言ってきた。

 シースは俺のためになんでもしてくれた。体を張ってまで俺に尽くしてくれた。

 俺もシースに尽くさなければ。


 ――


 一週間後。


 あれから一週間が経った。

 俺達はそろそろ、もう一度トリガルト帝国へ向かおうと思っている。

 シースを連れていく気はなかったが、シースは強い。シースも行くと言ってる。


 家の留守番はライトに任せることにした。ライトは言っちゃ悪いが本当に何もできない。だからこの家の留守番に任せた。


 ローブを着て、ライフル(Kar98K)に布を巻く。ナイフを腰のホルダーに入れ、ホルスターに拳銃(M1911)を収める。


 そして、ドアを開けて外に足を進める。


 「それじゃライト、 行ってくる」

 「ああ、必ず戻ってこいよ」


 少しながら微笑んでライトに別れを告げる。別に最後という訳じゃないが、一時的な別れだ。

 俺達は三人でトリガルトへ進み始めた──


 ――


 ここは砂漠、ここに来るのに数時間掛かったが、ここに来たには理由がある。ヘリを出す為に。

 ヘリを使ってトリガルトの大きな迷宮に行く。まだ入ったという情報一切ない迷宮に行く。色々してきて、魔王が居るとしたらそこしかない。

 攻略の方法はカカス城の時と同様、間取りを創造して、攻略する。何階層あるかは分からないが、有るだけ攻略する。

 今回出したヘリは、豆ヘリことMH-6 リトルバードだ。アメリカ陸軍正式採用されている軽汎用・攻撃強襲用ヘリコプター。OH-6というヤツの軍用派生版。現在でも現役です。


 このヘリなら武装してるし、六人は乗れる(もう少し乗れる)。取り回しがいいのだ。小回りが効いて扱いやすい。

 某FPSでもよく乗ってるあの豆ヘリだ。

 これでトリガルトへと向かう。


 ――


 夜。


 今は臨時テントでシース、トウヤとともに作戦会議中。実際、入ったこともないから作戦立てても、その通りには行かないが、逃げる、とかそのときの対処法だ。


 そして会議が終わった。その後は自由だ。だからシースはやってくる。俺を馬乗りにして、服を脱いでいく。そして、互いの唇を合わせる。そして、この夜は終わった。


 ――


 目が覚める。隣にシース。ベッド(臨時)から起き上がり、服を着る。色々と丸見えなシースに布団を被せる。一回外に出る。するとトウヤが刀を磨いていた。


 「お前、その刀、」

 「ああ、お前からもらった金で刀を鍛刀して貰った」

 「俺はあまり刃物は得意じゃない」

 「ナイフは使えるだろ?」

 「それとこれとは違う」


 腰につけたナイフに触れながら言う。リーチが長い物は得意じゃないのだ。


 そして、俺達はまたトリガルト中央へ向かい始めた。

 

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