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第三十四話 カカス城

 ここはシーゲルト大陸、シーシャ王国だ。

 戦艦で行くよりクルーズで行ってた方が速かったかも知れないが、戦艦に乗りたかったのだ。乗りたいのなら仕方がない。そのお陰で海賊も撃退したし、まぁヨシとしよう。


 ここからトリガルト帝国に行くのは簡単だが、魔王の居場所を知りたい。まぁ、知ってる奴なんて居ないが。


 「日向ぁ私、疲れた」


 俺の可愛い彼女が救難信号を出している。早く休ませてあげたい。俺達はヘリで行くことにした。


 ――

 

 翌日。


 ここはアトラスという小さな国。街と言ってもいい。それぐらい小さいのだ。そんな街で聞き込みをしたが、特に魔王の事なんて聞けなかった。聞けたことと言えば、最近はいつもより暑いという話、今日は安売りという話。すぐ移動しよう。俺はそう思った。


 その前に休憩をしていきたい。俺達はその辺にテントを立てて、一日を過ごすことにした──

 


 俺達は安心して夜を過ごすことが出来た。少し、レイスに誘われたが、問題は無かった。

 そして、俺達はトリガルト帝国へヘリで向かった。


 ――


 あれから二日経った。

 やっとのことでトリガルト帝国に入る事が出来た。神の言う通り目の前には変な奴が居た。


 「お前ら、死んでないのか」


 俺は反応に困った。

 はい!生きてました!もおかしいだろ。敵なんだから。俺が反応に困っていると、奴から口を開いた。


 「俺がお前達を島に送った」

 「そうですか」

 「ああ──」

 「死ね」


 俺は奴にM134ガトリング機関銃を両手で持って撃った。俺達を島に送った仕返しだ。

 凄まじい連射音で周りが圧倒された。

 引き金から指を離してみると、目の前にいた奴は消えていた。倒した痕跡はない。逃げられたか。

 確かに、奴は強い。でも次会ったら奴は生きてない。


 ――


 ここはカカス城目前、第八階層まであるダンジョン形式の城だ。入り口は地下らしいが、まぁこの際だ。破壊して行こう。

 俺はカカス城の第一階層辺りにRPGを撃ち込んだ。対戦車榴弾は爆発音と共に壁をぶち破った。壁は吹き飛び、穴があいた。


 「ここから行ける」


 俺達はそこから強引に第一階層に入る事が出来た。

 中は暗くなく、明かりはついていた。だが、ここの攻略は明かりがついているだけでは何も出来ない。情報が無いのだ。ここに入った者が居ないからだ。今ここで得られる情報といえば広いということだけ、広いということは聞いていた。だが、これは異次元だった。これじゃ城の大きさと中の広さが合わない。何か特別な魔力でも発動しているのだろうか。


 そういう魔術は分からない。俺が使えるのは治癒魔術の一つだけ、と思っていたら、レイスが口を開いた。


 「この魔術、どこかで見たことがあるかも、…そうだ。お母さんが使ってた空間魔法かも」

 「空間魔法?」

 「空間魔法はその名の通り、空間を操ったりする魔法のこと、」


 どこぞの猫型ロボットの四次元ポケットみたいな原理を魔法で実現させているのか。便利だな。俺の能力の方がスゴいケド。


 「お前、またか、」


 目の前に唐突にまた変な奴が現れた。


 「死ね」


 俺は奴にM134ガトリング機関銃を両手で持って撃った。引き金から指を離すと、奴は疲れたようにため息を吐いていた。


 「お前なぁ、少しは私の話を聞け!!」

 「じゃあ、聞いてやるよ。なんだ?」

 「え?……………。」

 「あっそう」


 俺は奴にM134ガトリング機関銃を撃ち込んだ。


 「やめろ!!ちょっ…やめ、ろって!!」


 俺は引き金から指を離した。


 「なんだ、まだ生きてんのか。残念」

 「貴様、俺がそんなので死ぬわけないだろ」

 「そうか、死ね」


 俺は『殺す』を生み出した。これを奴に放てば奴は消し炭だ。


 「じゃあな、来世で会おう」


 俺は奴に『殺す』を投げた。奴は一瞬で消し去ってしまった。

 これを使ったら魔王も一瞬かも知れないな。

 俺達は第一階層の魔物を倒しながら第二階層の入り口を発見した。どうやら魔法陣のようだ。魔法陣は紫色に光っていた。


 「レイス、これは?分かるか?」

 「これは転移魔法陣だね。そこに乗ればどこかに転移出来ると思うけど、まぁここのことだから、第二階層に繋がってると思うよ」

 「そうか」


 俺達は触れ合いながら転移魔法陣に乗った。

 


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