第十九話 赤竜
朝だ。今度こそ朝だ。
少し今日はここから離れようと思う。
俺達の現在地はイルメニア帝国南西部にあたる。
この国は南北に長いから、このまま俺達は北へ行くように、南東部に行ってみようと思う。
「トウヤ、レイス今日は南東部に移動しよう。」
「そうだな。日向」
「レイスもいいな?」
「うん」
トウヤもレイスも準備は出来たようだ。
なら、移動をしよう。
俺達は東へ歩いて向かった。
今回も歩いて行く理由は前と同じだ。
注目を浴びてしまう。そういうことだ。
歩いた方が冒険感あるしな。
だが、歩いているとアクシデントが起こる。
「キュオォォォォン」
そう。魔物だ。ここ、イルメニア帝国に居る魔物は竜なども居る。ゴブリンも居る。
今出くわしたのは赤色の竜、赤竜だ。
当然、赤色だから、火を吹いてくる、注意しないと火だるまになってしまう。
「レイス、やってみるか?」
俺はレイスにM1911を渡した。
俺はRPG-7を出した。
「うん。やってみる。」
レイスは赤竜に撃った。
コンッ───弾かれた!?なんだと!?
「日向、ピストル程度ではコイツには勝てない、 後、赤竜は火を吹く、つまり───」
「火属性……」
「そうだ、じゃあそのRPGの弾頭に水をかけてみたらどうだ?」
良い発想だ。だが、弾頭を濡らした程度で火属性の壁を破れるかどうか。
まぁ、やってみないことに越したことはない。
やってみよう。
俺は赤竜に弾頭を水で濡らしたRPGを撃ち込んだ。
「ウガァァァァ」
あまり効果がない。喰らってない訳ではないが。
もっと撃ち込んでみよう。
俺はもっと撃ち込んだ。
十発目の時。
「キュオォォン」
と、鳴き声を出して倒れた。
どうやら倒せたみたいだ。良かった。一時はどうなるかと……
意外にも水が少しついてる程度でも倒せるみたいだ。(RPGが強すぎた説もある)
まぁこれで先に進める。
俺達は先へ急いだ。
――
暗くなってきた。今日はここで野宿しよう。
俺はテントを張った。
周りは森だ。魔物が来る可能性もあるが、そこは大丈夫だ、俺はテントの周りに、M18クレイモアを仕掛けた。
対人だが、魔物にも効くだろ。
俺達は寝た。
――
ん?目が覚めてしまった。深夜の2時頃か?暗いな。
あれ?レイスが居ない。
どこに?
俺は慌ててテントの外に出た。
すると、
そこに居たのは、金髪でミディアムヘアの高校生ぐらいの地面に座ってる女の子だった。
そう。レイスだ。
「レイス?何をしているんだ?」
俺はレイスに聞いた。
反応がない。どうしたのだ?よく見ればレイスは荒い声を潜めるように、脚は小刻みに震えていた。
俺は分かった。俺はそっと、気付かれないようにテントに戻った。
あの娘は女子高生の年齢だそういうこともあるだろう。
いいものを見れた。
俺はそのまま眠りについた。




