君に涙の感動を
読みたい本が読めなかった
なら思い立った
自分で物語を書けば
読めなかった寂しさの埋め合わせ
いつしかそれは自分の日記と化す
現実にあったことをそのまま描く
それは創作という形と言えるのだろうか
気づけばいつも筆を握っていた
自分に足りないもの気づいて
必死で埋めようと本をめくって
時には涙をこらえて心動かされた
思わずこぼしてしまった涙も
生きる意味があるかわからない
でもせめて誰かのためになったなら
感動して救われた私のような
人が増えてくれたなら
共感がダイレクトに刺さる
ねえなんでこんなに良い作品なの
羨ましくて私も隣に並びたいな
いつか君にも贈るから
涙の感動を紙の束にして