いざ!season王国へ!
最後まで読んでねー
赤橙「では、飛んでいきますからついてきてください」
えぇ?無茶ぶりにもほどがある!絶対無理だ!
白黒「大丈夫です。水晶に触れたんだから、力が覚醒してるはずですので。今回は特別に私達がサポートします」
水黄緑「はい!let's go!!」
その瞬間体が浮かんだ気がした。箒は使わないらしい。
私達は、空を飛んでいく4人について行く。正しく言えば連れてかれている。
街がどんどん小さくなっていくのが見える。
どこにいくんだろう……。空の上とかにあるのかな。不安になってきた。
桃黄「そういえば自己紹介してなかったな。私は、ラルエット・ベルナール。春の適性をもっている。
君らの中でいうと、その黒髪の眼鏡君と同じだな。」
予想通りだ。やはりローブの色はその人の適性を示しているらしい。
よく見たらラルエットという人はなかなかの美人だな。ハリウッド女優にいてもおかしくないレベルだ。
羨ましい……。目がブルーの綺麗な色をしている。
ちなみに黒髪の眼鏡君とは、第一学年で1番頭のいい人だ。
私と同様に、適性がある3人のうちの1人。
確か、名前は……いかにも頭良さそうな名前をしていた気が……。
黒髪の眼鏡君「僕は轟秀人と言います。黒髪の眼鏡ではありません!。あの……これって帰ることはできるんですか?」
それに私も乗っかることにする。
莉珠「私は森谷莉珠です。私も帰りたいです」
すると、怒ったような顔をして
赤橙「言いましたよね?君たちに拒否権はないと。ちなみに私の名はクレハ・ウィルソンです。ついでにもう1人にも自己紹介してもらいます。」と言われた。
なんかクレハという人は怖いな。逆らわない方がいいのかもしれない。
それと同時にもう帰れないことが分かって、不安しかなくなった。
「お、俺は佐藤宏だ。て、適性は夏だ、あっ、です」
宏って初めて聞いたな。8クラスもあればそりゃー覚えられない人もいるが。
ていうか名前普通すぎないか?。それに相当テンパってるなこの人。
水黄緑「じゃー俺も自己紹介するぜ!俺の名はショー・ブルーニだ!宏ヨロシクな!」
白黒「私の名は、ノア・スミス。莉珠とは同じ適性だから君には期待しているぞ」
肩の荷が重い。期待されると逆効果なんだよ私は。
莉珠「あれ?」
なんか大きい雲………。なんだあれ?
気づいたら入道雲よりも大きい(と思う)雲があった。
確か入道雲の中って嵐になっているって聞いたことがある。
大丈夫なのか?
と考えてるうちに
秀人「え?大丈夫なんですか?入道雲の中は嵐になっているって聞いたんですけど!?危なくないですか?」
と質問してくれた。有難い。
クレハ「大丈夫。私達エルフの者だけは通れるしくみです。人間単体では通れませんがね。」
ラルエット「私らと一緒なら通してくれるのから大丈夫さ」
ラルエットの言葉を聞いて安心できたが、この中にseason王国とやらがあるのだろうか。
てことは、浮いているのか。
ショー「じゃー入りまぁーす!」
うっわ……。湿ってる……。雲の中ってこんな感じなのか。灰色の煙みたいなのが迫ってきて面白い感覚だ。今はどこらへんにいるのだろうか。
…
…
…
…
…
五分以上経つが一向に出口は見えない。最初は面白いと思っていた景色もずっと見てると飽きてくる。
宏(トイレ行きたい………)
ノア「もうすぐ出口です」
一気に煙がはれた。
急に明るくなったのでよく見えない。
目が慣れてくると、人生最大に驚いたかもしれない光景があった。
そこには四つの季節が共同した不思議な島が浮いていた。
まだまだ続くよー