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season  作者: liz
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適性

最後まで読んでねー!

体育館につくと、いろいろな色のローブをまとった人達が4人いた。

その後10分以内に他のクラスが到着し、やがて第一学年が全員そろった。

そして4人のうちの白と黒のローブの男が言った。


白黒「みなさんにこうして集まっていただいたのは、我々エルフの国season王国が危機に直面しているからです」

白黒「それはみなさんご存知!少子高齢化です。放送でも言っていたように我々の国は、人間の皆さんが住む下界に季節をもたらしているわけです。しかし、季節をもたらす力のある13才〜30才のエルフが減少しています。その影響を受け、みなさんの住む下界でも地球温暖化が進んだりと異常気象が続いているのです」

白黒「決してみなさんに関係がないわけではないのです。深刻な人材不足なこの国に力を貸して欲しい。」


今度は、桃色と黄色のローブの女が言った。

桃黄「まぁー要するに、季節をもたらす人が少ないから、君らの力をかしてほしいってわけ。理解できた?」


みんな「……………(反応する雰囲気じゃない)」

私はやっと理解できたけど、力を貸せって言われても、そんなんもってない。

そもそも季節をもたらすってなんだよ。と私はおもった。


桃黄「まぁ、細かいことは適正を見てからだ!いくら話ても、適性がないんじゃ無駄だ!」


お次は、水色と黄緑のローブの男が言った。


水黄緑「じゃっ!適正テストの説明するぜー!適正テストとはその名の通り「春」「夏」「秋」「冬」

のどの季節をもたらす能力があるか適正を見るテストのことだぜ!俺はちなみに「夏」だ!テストの内容はただ水晶に触れるだけ!簡単だろぉ?ちなみに夏の適正を持ったやつが触れると、途端に周りが暑くなるぜ!その他はまぁ、他のやつに聞け!残念ながらなんの適正の持たないやつは何も起こらないからなぁ!まぁ才能がないってことだ!オレの後輩がでるのを願ってるぜ!」


暑苦しい男だった。だいたいの人がなんの適正を持たないことを願うだろう。私もそうだ。それにそのテスト自体参加したくない。季節をもたらすより今の生活の方がマシだ。

というのを考えていると、赤色と橙色のローブの女が言った。


赤橙「ちなみにみなさんに拒否権はないので。さっさと並んでください。他の学校もあるんですから。早くしてください。」


慌てて私達の学年は速やかに整列したが、よく考えたら、ローブの色はその人の適正を示しているのに気がついた。多分、桃黄が春で、水黄緑が夏。赤橙が秋で、白黒が冬と言ったところだろう。ていうかこれ何時間かかるんだ……。私の中学は県内有数のマンモス校。一学年8クラスだから、約265名がいる。卒業証書授与式も1時間半かかったっていうのに。まぁ、でも水晶に触れるだけっていうし、意外とすぐかも。


と思っていたら、本当にすぐだった。みんな一瞬触れるだけですましているらしいので、私もそうする。

前の方を見てみるとほとんどの人は水晶に反応が出ていない。これは大丈夫そうだな。私なんか陰キャすぎて卒業アルバムの一言コメントに「一年間ありがとう!」ぐらいしか書かれてなかったくらいだし。こんな人に適性があるわけない。


っていうか前に立っただけで、なんか寒くなった。あと雪っぽいのでてきた。光ってる……。


その後………


最悪だ。適性ありと見なされた。多分冬だなー、あーついてない!見事なフラグ回収をしたわ!!

しかも…

白黒「おお!下界にこんな才能を持っている者がいるとは!!君は最高の魔法師となる逸材だ!」

とお墨付きをもらった。こんなのに才能があっても全然嬉しくない…。私はどうなるんだろう。涙が出てきた。



やがて全員のテストが終わり結果発表された。

水黄緑「この学校では3人に適性が見られた!おめでとう!時には1人も出ない学校があるからな!この学校は多いほうだ!では適性のない者は忘れてもらおう!」

と言うと何かの呪文を唱えだした。

「اخرج من الذاكرة واذهب بعيدا」(記憶よ消え行け)


すると適性のなかった同級生が眠りだした。どうなってるんだ。水黄緑は夏の適性のはずなのに……。

私達3人以外が全員眠ったところで4人のエルフが言った。




「さぁ!行こうかseason王国へ!」


まだまだ続くよー

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