俺この世界で生きていけるかなぁ、、、
「わー!やめてー!ぎゃー!」
俺は今何をしているのかと言うと、逃げている。全力で逃げている。
「なんだよあいつ!!うぉ!あぶねぇ!」
俺が逃げている相手は、、、【マンドラゴラ】だ。
まぁまぁ待て待て聞いてくれよ。どうしてこんな事になったのかを。
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「ん〜何処に行こうかなぁ。」
俺は村を出てみたけど何処に行くかを全く決めていなかった。
村で何か聞いとけば、、、
「まぁ今さら考えたって村を出てからかなり歩いたし意味ないんだよなー。」
色々悩んだ結果俺はスキル【鑑定】を使ってみることにした。
「これとかに使ってみるか。」
俺は落ちていた石に【鑑定】を使ってみた。
〈 石 〉
なんの変哲も無いただの石
「まぁそんなもんか。他のも色々調べてみよう。」
…………………
「これくらいかな?」
俺は周囲にあった15.6種類の花や草などを全て調べた。
「気になるのはこの辺かな?」
〈 ルビア 〉
赤い根を持つ花
茎に栄養を集めるので茎を折ると淡い光を放つ
〈 ドランジア 〉
根から花まですべてが青色
花に微量の毒素を含むが蜜には魔力を微量回復させる効果がある
〈 ゼフィラン 〉
白色の花で茎に棘を持つ
繁殖力が非常に高く薬の材料にもなる
さてどうしようか。
調べたけどそれで何かできるわけでも無いからなー。
「あっ、そうだスキルレベル上がってるかも。」
俺は村長から盗n、、頂いたサーチストーン(分かりにくいのでので以下ST石に変更)を使って、自分のステータスを見た。すると、、、
【鑑定】LV7/10
物に触れるとその物の情報がわかる
となっていた。
「レベル上がってるぅー!やたー!簡単に上がりそうだしどんどん調べて行こうー!」
俺は上機嫌になって、目に入る物全部を調べた。
「これはー!?なんだー!?」
だんだん調子に乗って来て調べ方が雑になってきている事に俺は気付いていなかった。
ギュッ!
「ん?なんか感触が違う、、、」
俺は恐る恐る手の方を見た。
キュイィィィィィィ!!!
「あっっ。」
そして冒頭に戻る。
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「わぁー!!たーすーけーてー!だーれーかー!」
俺は相変わらず【マンドラゴラ】に追われていた。
全速力で走っていたが、体力には限界があるのでどんどんスピードが落ちていった。
んーやばいかもしれないすっっごい疲れた。誰か居ないかなー?
とか思いつつ走っていると前に人影が見えた。
「おーい!助け、、、ん?あれは、、」
どうやらあそこにいるのは女の子のようだ。
「クソっやべー!女の子に怪我をさせるわけにはっ!」
止まろうとしたその瞬間、後ろでずっとキュイィィィィィィとか言ってた声が聞こえなくなった。
不思議に思い後ろに振り向くと、、、黒こげになった【マンドラゴラ】がいた。
「へっ?」
「どうしたの〜?」
なんか聞いたことのある声だな?と思ったらそこにはエルカの姿があった。
「えぇぇ!なんで!?」
「なんでって言われても、、、仕事なの〜。」
「マジか、、、」
こんな可愛い子からこんな仕事連想できねーよ、、、」
エルカは魔法が使えるらしく村の外で色々仕事しているらしい。
「魔法が使えるからってこんな少女に危険な仕事をさせるなんてなんて奴らだ。」
やれやれと言った感じで俺が言うとエルカから衝撃の一言が。
「エルカは23歳なの〜」
!?
年上だ、、と、、、
「なんてこった合法じゃねーか。」
「合法、、、?」
「き、気にするな。ははは」
俺は弁明しつつエルカについて色々聞いた。
まとめるとこんな感じ。
エルカ
職業 魔道士
魔法適性 炎・雷
小さい頃から魔法が使える。
20になってから魔物討伐の仕事をしているが最近仕事に飽きてきた。
スリーサイズは、、、教えてもらえなかった。(泣)
なるほど、、、。うん。俺より圧倒的に強いな!
ん?待てよ。俺、このまま一人でいると全然死ねるよな。そんな時に!救世主エルカ登場!?そんなのついてきてもらうしか!
「なぁエルカ「無理なの〜」早い!早すぎる!」
「ついてきてって言うつもりなの〜。無理なの〜」
「え、でも仕事飽きてきたって言ったじゃん。(半泣き)」
「それはそれなの〜。」
俺は心の中で叫んだ。
〔それ〕ってなんだよぉぉぉぉぉぉ!!!!(号泣)
月に一、二回という言葉はなんだったのか。
今後は書きたくなったら書くという感じになるかと。
忙しぃ