俺のスキルは、、、
【鑑定】?あれ?これめっちゃ普通じゃね?えっ、ちょ、えっ?
あれ?これって見間違いじゃ無いよな。【鑑定】ってあの物事が詳しくみれるみたいなやつ?
あの神の野郎気まぐれでやったとか言うならめっちゃレアなスキルぐらい使えるようにしといてくれよ!
こんなしょぼそうなスキルで生きていける気しねぇよ!あああぁああぁぁぁああああああぁああぁぁあ
「なんだこのスキル。初めて見たな。」
「ふぁっ?」
俺の悲しみや諦めの気持ちとかが混ざり合った心の叫びは村長のそんな声によって遮られた。
「その【鑑定】ってあるところに触ったら説明が見れるから触って見てくれ。基本的にスキルはもっとわかりやすいんだけどなぁ。予測ができないな。ああ、あと、この【鑑定】の下にある【???】ってあるのも知らないなぁ。もしかしてお前スキル2個持ちか?」
? 待て待て待て。一気に色々な情報が入りすぎて分からん。ちょ、ちょっと村長に1つ1つ聞いていってまとめないと全く頭に入ってこないな。うん、ちょっとまとめよう。
村長にあれこれ聞いていると調べながらも答えてくれた。まとめるとこう言う事だ。
・一般的にスキルは【鍛冶】とか【炎魔法】とか分かりやすくなっている。
・この【鑑定】というスキルは調べてみても何処にも載っていなくおそらく新しいスキルだと思われる。
・【???】というのは過去に持っていた人がいない様で何も分からない。
・最後に新しいスキルが発見されてからもう300年ほど経っている。
・2千万分の1位の確率で一つしかないはずのスキルが2つある人がいる。(この世界には約一億2千万人ぐらいの人が生きているらしい。)
という感じだ。んん、まぁ、何と言うか、神さん、文句やら何やらいってごめんな。キラッ☆
まぁそんな事は置いといて、改めて見るとすげーレア何だな【鑑定】。といってもそんな使えるスキルには見えないけどな。
「それはそうとして、早くそのスキルの説明を見してくれよ。」
あーそうだったそれ見なきゃ始まんないよな。まぁある程度の予想はつくけどな。
「分かったー。文字の所触ればいいんだよな?」
そう言いながら俺は【鑑定】の文字に触れた。
するとディスプレイの文字が変わり、説明となった。
【鑑定】LV1/10
物に触れるとその物の情報が分かる。
いや、うん、んーと分かってたよ?分かってたけどさ。いささか普通すぎやしませんかねぇ?神様もビックリの普通さだよ?唯一の救いはLVがあるって事だよ。これだけだったら俺泣いてたよ?ねぇねぇねぇ、、、
「、、、、お、、、い、、、、おー、、い、、、おーい。生きてるかぁ?そんなわざわざ部屋の隅まで行ってまで泣かないでよ。LVが上がったら能力自体が進化することもあるから。ねぇ?」
俺の余りの気分の沈み様に何か察したのか村長優しい言葉で励ましてきた。
まぁその進化に賭けるしか無いな。だってしなかったら、、、
「おい」
一瞬立ち直りかけてまた沈もうとしたのを止めたのは村長の頭へのチョップだった。
それ以上するとやばい雰囲気だったので俺は土下座して謝りながらお礼の言葉を言って村長の家を後にした。
さよなら村長また会う日まで、、、
ちょっと忙しいので月に一回か二回になるかと、、、
すいません、、、