プロローグ
俺の名前は成宮響。唯の男子高校生だ。突然だが質問だ。ここは何処だ。
一旦頭の中を整理しよう。
俺は部活帰りに公園で携帯を使っていた。そしたら急に携帯が光始めて、、、。
だめだ。詳しく思い出せない。まぁ記憶はいつかはっきりするだろう。
それより周りの景色のほうが気になる。辺り一面真っ白だ。何が何だかわからない。
そうこう考えていると頭の中に直接誰かの声が聞こえてきた。
『やっほー!調子はどう?』俺は「最悪だよ」と即答した。
『むぅ、それは残念。』その声は悪びれる様子もなくそう言った。
『ところで話は変わりますが、ここは何処でしょーか?』
「しらんわ。こっちが聞きたいわ。」
『そうだよねー ははっ!』
いちいちカンに触るやつだな。と思いながら聞いていると、こういうことらしい。
ここは現実世界と異世界の狭間みたいなところで、時々イラっとくるあいつは『神』らしい。
ずいぶん大雑把だな。と思ったが詳しく話すと長引くらしいので、俺から断らせてもらった。
なぜ俺だったのかは、、、気まぐれなんだそうだ。若干またイラっときた。
そして、俺は現実世界と異世界とを行き来できるようになったらしい
なるほど。状況はある程度は分かった。で俺は2つの世界を行き来して何をすればいいのだろうか?
そう思い自称「神」に尋ねた。
『むっ、自称じゃないからね。まぁ、いいや。さっきも言った通り君をここに転送したのは気まぐれなんだ。だから何もわかんない。好きなことしていいよ。』
「、、、はっ?いやいや意味が分からん。えっ?急に?転送?されて?何してもいい?いいか。もっかいいうぞ。はっ?」
『まぁまぁそんなに怒らないでよ。』
おーこーりーまーすー!!
『めんどくさいからじゃーねー。』
「おい。ちょっとま、、、。」
そうして俺はまず異世界に飛ばされた。
俺は何をすればいいんだよ、、、そんな俺の心の叫びが異世界に虚しく響いた。
............
『あっ!そうだ!世界の行き来にはコストがかかるから気をつけてねぇ〜。』
そんな自称「神』の一言が響に届いたかは定かではない。