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譬
たとえ、君が明日を見失い
昨日と今日しか生きられなくなっても
僕が必ずその手を引いて
明日へと導いてあげるから
たとえ、広げた指の隙間から
無数の砂が零れたとしても
それは君だけのせいじゃないから
手と手重ねて零れた砂僕が救うよ
たとえ、君が昨日を忘れて
不安な今日を生きていたとしても
僕が必ず君に囁くよ
記憶じゃなく大切な思い出を
たとえ、叫んだその言葉消されても
僕はいつも君の心に耳を傾けてるから
小さな呟きだけでもいいんだ
必ず君のその思い受け止めるから
たとえ、二人が一人になっても
未来と過去が入れ違いになっても
僕が君をいつでも守るから
本当は近くにいるんだよ
(気付いて!!)
たとえ、君が明日を見失い
昨日と今日しか生きられなくなっても
僕が必ずその手を引いて
明日へと導いてあげるから
たとえ、君が僕を忘れて
一人きりの道しか歩けなくなったら
たとえ、どんな嵐の日でも
すぐに君を見つけ出してみせるよ
たとえ、明日世界が滅んでも
僕ら二人だけ、ずっとこのままで……