ひかりのなか
手に入ったものの失った未来を想像してしまうから
どうにも手が出せずに遠くで見ているだけになるんだ
その喪失感が悲しくて涙することはあっても
生命が亡くなったことにはどうしてもついていけないんだ
明日も明後日もいつも通りやってくる
小さな変化を飲み込んで僕は無理矢理生かされる
こんなちっぽけな僕には小さな小波だって
津波のように押し寄せては何もかも奪うんだ
正常な感情も連れ去ってもうどうしたらいい
さっきまでは埋まっていた穴もどうしたらいい
これからも何度繰り返すことに
いまだに僕は置いてかれてるんだ
まるで一枚紙を隔たせたようで
この世界に存在してないようで
今、何よりも綺麗な大切なものが
壊れて消えてしまった
何もできなかった
残された僕には何が許されているのだろう
悲しみは涙とともに止まらない
今までの時間を思い出すことは簡単でも
これからの自分を思い浮かべるの難しい
明日も明後日もいつも通りやってくる
僕は惨めなまま生命を貪って生き続けてる
きっといつかは僕にも幸せな未来が
訪れるだろう、なんとなくわかってるんだ
そのときどんな顔でそれを受け止めればいい
今まで残してた気持ちはどこに捨てたらいい
これまで何度も繰り返したことが
今の僕には難しくなっている
ただ触れてこの手で抱きとめたいと
失ったものたちを記憶の中から消したいと
嗚呼、想像してた未来がこんなにもすぐに
現実となってしまった
何もできなかった
これは手を伸ばしたことへの罰なのだろうか
大切なものたちを捨てた罰なのか
僕は今もまだ生きていく
漠然とした死に向かって生きている
たどり着けたときに会えるのだろうか
忘れたくて忘れたくないあの人たちに
今、何よりも綺麗な大切なものたちが
思い出となった
暖かくなった
捲るページの全てに刻まれてる
優しい涙とともに止まらない
そして
嗚呼、想像もしなかった未来が今僕の
目の前にやってきた
言葉が出なかった
何も変わらない全てが迎えてくれる
嬉しい涙とともに止まらない




