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始まりの空

 朝、目が覚めると空を飛んでいました。


 「ほら、早く運んでよ。」

「あんた トロいんだからさ。」

「すっすみません。」

また怒られてしまいました。

もうパシりにはされたくないのですが、でもそうしないとまたいじめられてしまいますから。

そんなだめだめな私は、高校2年生の鷹野千夏です。

もうこんな毎日から抜け出したい!


やっと学校終わりました。

「もうーこんなのいやー!」

まあいいや寝ればきっと大丈夫です。


ビュオオオオ

「んっ?なに?」

えっうそ私今ベッドで寝てたはずなのに、なんで空飛んでるんですかー!?

「きゃーー」

どうしましょう このままでは落ちて死んでしまいますー!

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