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私の平穏?3

家を出て、1分もしないうちに慎ちゃんのお家に到着。誰もいないから、電気がついていないお家は少し怖い。鍵を鍵穴に刺して、鍵を解除。携帯を懐中伝統代わりにして玄関の電気を付けて、今度は階段の電気を。

おばさんは150あるかないかの低い身長だけど、おじさんも慎ちゃんも180を優に超してる身長だから、このお家の天井は我が家より高い。

階段を上って行って、3つ目のドアが慎ちゃんのお部屋。電気を付けると、前回入った時と大して変わってないお部屋。台本が、カラーボックスに乱雑に積まれてあって、まだ未記入の楽譜が机の上に置いてある。まぁ何か書かれてても、私楽譜読めないけど。


「えっと、旅行カバンは、っと」


クローゼットかな?と目星をつけてクローゼットをオープン。すると、案の定モノグラムが有名なブランドのボストン、そしてスーツケースを発見。仕事柄よく使うから、すぐわかるところに置いてあったみたい。

クローゼットの中からジーンズをサルエル、そしてシャツやネクタイ、ベストにカーディガンなど4日分の洋服を選んだ。長袖のTシャツにパーカーとか、ジーンズにはシャツとネクタイ合わせてほしいな、なんていうただの私の好みなんだけど。慎ちゃんは身長があるし顔がいいから何着ても似合うんだけどねー。

あと靴下と下着を念のため5日分チョイス。…靴も選ぶべきかなぁ。あと、女子だとお泊りセットと称してシャンプーとか必要だけど慎ちゃん持ってるのかな?スキンケアセットとかあったりして。

暖かくなってきた季節だから、ボストンのほうにしまえるかなー、と1枚1枚丁寧に畳んでバッグに収めていく。…けど収まらなくて仕方なくスーツケースに変更。

そんなスーツケースを開くと、前にロケに言ったときに使ったであろうシャンプーやトリートメントの小さいセットに洗顔諸々の入ったポーチを発見。らっきー、なんて思わず独り言をつぶやいて私は荷造りを勧めた。下着とかを入れる汚れ物とかを入れる袋は私の家から用意してあげよう。

なんて、ちょっと気の利く女性ぶってみる。寒いといけないから、インナーも何枚か用意して、アウター代わりに最悪もう1枚パーカーを着てもらおう、と予備のパーカーも入れておくと、スーツケースはいっぱいいっぱい。そういえば行き先聞かなかったんだけど大丈夫なんだろうか…。

一応メールで国内仕様でOK?とだけ聞いたメールを送って、荷造りしたスーツケースを持って自分の家に戻っていった。


そして翌朝、私の携帯にはメールが届いてた。



ロケ先は京都だからOK。



と、だけ短く。

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