歩
アタシは歩に電話した…。
『もしもし歩?イキナリなんだケド海の日に戸川君と鈴木の4人で花火大会行かない?』
『エッ?行きたい!』
『良かった!じゃ約束ね!あと周りには、あまり言わないで!何かうるさそうだから』
『分かった!でも奈美ぃ…何でこのメンバーなの?』
やっぱり…そこにくるよね。困ったなぁ…。
『うん‥実は戸川君に最近、誘われるコトが多くって今回もそんな感じ!』
『もしかして奈美と戸川君って付き合ってるの?マジ?』
あぁ〜。歩の暴走が始まったし…でも歩は信用出来るし何も知らないから言わないとダメだよね。
『違うよ。たぶん友達としてだと思う…』
『そうなの?でも戸川君は、あまり女子とも話さないし、そんな人には見えないケド…』
『まぁ‥良いじゃん!う〜ん。あんま良くないか…』
『…ぷっ…何ッ一人突っ込みしてんの?』(笑)
『歩ぃ〜。明日さぁ家に行っても良い?いろいろ話したいし歩の家にも久々に行きたいからサッ』
『うん!別にイイヨ!じゃ明日、一緒に帰ろう』
『じゃまた明日ね!オヤスミ☆彡』
『うん♪オヤスミ』
…歩に上手く説明出来るかな…?でもちゃんと話せば分かってくれるよね…。でも、また誰かに話すコトで自分の気持ちが大きくなっちゃうのが恐いよ!
次の日、歩の家に行って‥今までの経緯やアタシ自身の気持ちを伝えた。歩は、そうゆう話にはスゴい落ち着いて聞いてくれるし歩の考えもしっかり言ってくれる子だった。本当に何だか上手く言えないケド本当に違う雰囲気を持つ子だった。歩なら信用も信頼も出来ると思った。だから花火大会に誘えたんだと思う。本当に歩は良い子だった。アタシは本当に良い友達に恵まれてると思った…。