少年と美女
少年の心の考えを途中から()で表しています。
深夜テンションで書いたのでかなり内容はクソです。
これは、ある微笑ましいご近所トラブル?ご近所ハロウィンのお話である。
僕の名前は糞餓鬼裕太! さいのきんたま小学校に通う小学六年生なんだ! 好きなアニメは◯テレでやってるお花摘みかっぱとかおじゃん丸とかかな! 今日は僕がだいだいだーい好きなイベントハロウィン! 人生に疲れ果てた独身弱者女性からお菓子をむしとって幸せを奪ってやろうと思うんだ!
「はーい、裕太! きつくない? 一応これで大丈夫だと思うわよ〜」
ママが優しく僕に仮装を気させてくれた! 嬉しい! 僕の仮装は毎回ママの手作りなんだ! お弁当も手作りにして欲しいけど朝の手間や時間の浪費のことを考えるとしょうがないよね! ママはパパと頑張って僕を手作りしてくれたんだし感謝しないと!
そうして僕はママ手作りの仮装を身につけて一歩外へと出た。
「わー! あの子の仮装かわいい〜! ねぇねぇ坊やお菓子いる?」
僕が外へ出た瞬間近所の金余りお人好しババア達が自分の息子への出費に躊躇しているだろうに僕には地味に高いお菓子を配りまくってくれている。
「トリックオアトリート! あ、ありがとうございます!」
僕は元気にトリックオアトリート(笑)をして近所のババアのなけなしのお小遣いで買ったであろう見栄っ張りお菓子を搾取していく。
「あらー! よく言えたね、もう一個あげちゃう!」
(お、2倍……2倍……)
正直ニヤケが止まらない、僕がこの道を歩くだけでお菓子が無限に無料で貰える。レッドカーペットならぬオカシカーペットだ。
僕がニヤケ顔を全力で隠しながら歩いていると前からドスケベなお姉さんが歩いてきた。
「はいはい! 逆トリックオアトリート! なんちゃって……」
「あ、ありがとうございます……」
僕は、わざと照れてるふりをして下を向いて手をくっつけて手遊びをし始めた。
「か、かわいい……!!!」
ドスケベネキはサキュバスの衣装で僕の顔を胸に埋める様にして抱きつき頬をすりすりしてきた。正直、ハロウィンとか関係なく人生で一番幸せな時間だった。
(よーし、これからがっぽり稼ぐぞ〜)
〜一方、絶対にお菓子をあげたくないお姉さんは〜
「はー、ハロウィンってなんのためにあるの? 男がドスケベなコスプレ見て驚いてナンパとかクソしょうもねー!!!」
私はテレビの『ハロウィンコスプレ特集』を冷笑しながら見ていた。あ、一応自己紹介というものをしておきます。私の名前は偶鱈雪見といいます、親とか友達とかからは『美人さんだね!』って言われることあるけどそんなことねえだろカスぶっ殺すぞと思いながら暮らしてるごくフツーの女子大学生です。
「ピンポーン、トリックオアトリート!!! あ、あれいないのかな……?」
さっきから色んな無料に味を占めた大人を舐めたガキどもが私の家に寄ってたかってきているがもちろんフル無視している。なぜなら、一人にあげると『良い鴨』だと思われて他のお友達を連れてくる可能性があるからだ。
決して、子供が嫌いなわけではない。なんなら、好きまである。ただ、ハロウィンのコスプレをしたあの子供の『どうせ、くれるんでしょ?笑』みたいな目がとても屈辱的で嫌いなのである。アホ死ね。
「ピンポーン」
私がリラックススペース(ソファの角のケツがフィットする部分)に腰を下ろした瞬間にまたガキが現れた。最初は無視していたがそいつが16回連続でチャイムを鳴らしてきて私の家のチャイムが太鼓の達人みたいになっていたため仕方なく扉を開けた。
「こんにちは!」
そこには、金玉のコスプレをした三個隣の家に住んでいるネーミングセンスカス家族の息子(糞餓鬼裕太)が現れた。
「は……?」
「どうも! 金色のアイアンマンのコスプレです! 似合ってるでしょ?」
私は一度深く目を閉じ、もう一度開き、そしてまた閉じた。現実逃避だ、なぜなら近所の子供が金玉のコスプレをしている。いや、てか金玉のコスプレって何?って思う方もいるかもしれないが両肩にでっかい金色のボールがくっついていて顔の部分が思いっきり金玉の形をした丸型の金色の帽子を被せられている。これは、児童虐待に当てはまるのだろうか……?それとも股間を虐待してるから股間虐待になるのか?児童股間虐待?
「お、お姉さん……?」
近所の金玉が喋っている。あ、金玉じゃない裕太君だ。そうだアイアンマンの金玉のコスプレをしている……いや、金玉だろこれ……?
「お姉さんにそんな見られるとそ、その僕、ドキドキしちゃうんですけど……(こういうこと言えばこのババアも落ちるだろ……)」
こいつ今勃起ドキドキ金玉って言ったか!?
ドキドキボッキンタマ……ドキドキボッキンタマ……クソガキンタマ……ドキドキンタマ……
私は必死に笑いを堪えながら無表情で肩を揺らしていた。
(なんだこの人、無表情で肩揺らしてるの怖すぎるんだけど……だ、だが僕は諦めないぞ! 念願のアイアンマンのコスプレで!!!)
て、てかアイアンマンって言ってなかった!? 金色のアイアンマン……ぷっ……キンタマアイアンマンコ……あ、やばいこれ笑い止まらない……キンタマンコとアイアンマンコ……ドキドキボッキンタマ……
「あ、あのお姉さん……?」
「ギャハハハハ!!! 金玉じゃん! 金玉がなんで喋ってるの!? ギャハハ!!!」
私はとうとう口を滑らせ大爆笑してしまった。
「き、キンタマ……?(え、この服金玉なの……よく鏡見てないからわかんないんだけど……)」
「あ! い、いや違うの……あのほら金色のアイアンマンって言おうとしたの! お姉さんがちょっと噛んじゃって……」
私はなんとか誤魔化そうとした。
「そ、そうですよね! お姉さんがそんなこと言うわけないですもんね!(ガチで言ってたら僕のきゅるきゅるお目目攻撃でぶち殺すところだったぞ……まぁ僕の素晴らしい仮装見たら絶句くらいするよな)」
私が誤魔化すと少年はドヤ顔しながら髪を整え始めた、私も流石に悪いことをしたなと思いお菓子を自室から撮りにいくことにした。
「えーっと、今取ってくるからね……」
「はーい!(やったぜ、これでこの地域のお節介ババアのお菓子をがっぽり集められたぜ……はー、やっぱ大人って単純だな……)」
私が上にお菓子を取りに上がったその時、別のお友達が来訪してきた!
「トリックオアトリ……ってえ!? 金玉がいる!!! ギャハハ!!!」
「え? どれどれってうわー!!! 全身金玉人間だ!!! キンタマンだ、逃げろー!!!」
私が引き止めようとした時にはその二人のお友達は大爆笑しながら私の家の玄関を去っていた。
そして、少年がぷるぷる震えているのに追い打ちをかけるようにして
「やっぱりさっきの子金玉のコスプレしてたよね……?」
「写真撮っても良いかな?」
「あそこのお家の子はなんで金玉なんかのコスプレを……」
そして少年がより大きく肩を揺らしながら私の目を見てきた。涙は今にも決壊しそうなくらい溜まっていた。
「お、お姉さん……僕ってそんなに金玉なんですか……?」
「え、えーっと……う、うん? かなりの玉筋の通った金玉だと思うよ……」
私ははっきり言わないのも良くないと思い思ったことをそのまま言った。そうすると、少年は泣きながら私の家を去りその日は一度も顔を表さなかった。それから一週間ほど『近隣に金玉現る』とネットニュースでも大きく扱われていた。
それから一年がたった今。その少年は素行が良くなり前を向き生きる様になったんだとか、衣装や弁当も自分で作っている。やっぱり大事なのは自分で手作りする思いなんだなと私はウンコをしながら思った。




