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父親
勝手に未来を諦めて投げ捨てていたのは自分
だった、環境のせいとか遺伝子とか関係ない
誰かのせいにしたかっただけじゃないか
障害者だって働いているのに
俺はそれ以下だった
冬の寒い日だった突然死だ
退職してからもパートで働いていた
俺は引きこもったままだった
学校での虐めが原因だった
女も男も信用できない
傍観者ばかりだ
まぁ逆の立場なら見てみぬふりをし続けるな
変に絡まれても怖いし
責めるつもりもない
全て俺が反抗出来ない弱いからいけないのだ
葬式は母親主導で行われた
お金も母親が払った
母親もパートをしている
家に居るだけでイライラしてくる
飯は自分で作る
自分自身に嫌気が差す
同年代の学生達が楽しそうにお喋りしながら
通りすぎる一歩も外には出られかった
怖かった
俯瞰してみると父もこんな気持ちだろう
やるせなさ、ふがいなさ、無力感
夢に父親が出てきた
まだ俺は自分を責め続けている
もう十分だ、うんざりだ
誰のせいでもない、そんなこと考えても
意味はない過去には戻れない




