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笑顔  作者: 長田エリカ
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ガラスの鳥が蜉蝣のような翼をはためかせ羽ばたこうとする夜。


博物館の骨たちが生者より生き生きと活動する夜。


冬の亡霊が憑きたくなる人間を探してさまよい歩く夜。


地中の数えきれない虫たちが人間になる夢をみる夜。


再生を願い星空に祈る子供たちが衰弱していく夜。


ふたりでいるのにひとりのままの私たちが虚しいキスをする夜。


線路を軋ませ幻の列車が目の前を通りすぎていく夜。


きらきらと輝く美しい死体を抱きしめる夜。


また独りぼっちになって安心する凍えた夜。


ため息が雪のように真っ白に闇を包み込む夜。


業火に焼かれ爛れた肌をどうしようかもてあます夜。

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