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序章4:接触 - 学園都市コロニー・ルウム (4) 学園都市の日常

その日の放課後、学園都市ルウムはいつも通りの賑わいを見せていた。

部活動に向かう生徒、ショッピングを楽しむグループ、そしてカフェテラスで宿題を広げる学生たち。レイ・ナーバスもその一人だった。


「うわー、この積分マジでわかんねぇ。」


レイは、目の前の教科書と格闘しながら、隣の友人に助けを求めた。

友人は苦笑しながらも、丁寧に解き方を教えてくれる。


「ほら、公式を思い出せよ。前にやっただろ?」


「それが、頭の中でごっちゃになってんだよ。」


レイはそう言いながら、カフェの店員が運んできたソーダ水を一口飲んだ。

周囲では、楽しそうな話し声や、ゲームセンターの喧騒が聞こえてくる。平和で、どこにでもある学園都市の風景だった。


「そういえば、お前、この週末のコロニー祭、何か出るの?」


友人が、話題を変えるように尋ねた。


「んー、まだ決めてないんだよな。何か面白い企画とかあるのか?」


レイは、勉強のことは一旦忘れ、学園祭の話題に乗り出した。友人たちは、バンド演奏や模擬店の話で盛り上がっている。

レイも、その輪に加わり、笑い声を上げた。

ニュースで流れる遠い世界の紛争など、彼にとってはまだ現実味のないものだった。

ルウムは安全で、自分たちの生活は変わらないと信じていた。

しかし、レイが何気なく過ごすこの日常のすぐ傍で、宇宙の大きな流れが静かに、そして確実に近づいていた。


ミネバ・ラオ・ザビがこのコロニーに足を踏み入れていることなど、今のレイは知る由もなかった。



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