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再会 - 学園都市コロニー・ルウム (7) 翻弄される市長

ルウムの市長室では、市長のアルフレッド・ロイドが、焦燥感を隠せずに執務机の前を行ったり来たりしていた。


彼の額には、冷や汗が滲んでいた。


「一体、どうなっているんだ…!」


アルフレッドは、苛立ちを隠せずに呟いた。

彼の目の前には、治安部隊からの緊急通信が流れ続けているモニターがあった。

そこには、ネオ・ジオンのシャトルがルウムに接近していることがリアルタイムで音声と映像で伝えられていた。


(なぜ、こんな時に…!)


アルフレッドは、頭を抱えた。

学園都市ルウムは、ルウム戦役以後、長らく荒廃していた。

しかし、ビスト財団からの潤沢な資金援助を受け、ようやく復興の兆しが見え始めたばかりだった。


そんな時に、ネオ・ジオンの影が迫ってきている。

アルフレッドは、ミネバ・ラオ・ザビとビスト財団の高官との会談が、秘密裏に行われていることを知っていた。


そして、その影響で地球連邦軍所属のロンド・ベルの戦艦、ラー・カイラムが入港していることも。


(ビスト財団には逆らえない…だが、連邦軍も…)


アルフレッドは、板挟みになっていた。

ビスト財団は、ルウムの復興に多大な貢献をしており、彼らに逆らうことはできない。

しかし、地球連邦軍もまた、ルウムの安全を保障する存在だ。


「市民の安全が第一だ…!」


アルフレッドは、決断した。

彼は、地球連邦軍上層部との繋がりがある幹部に、早急に抗議の連絡を入れることを決めた。

ラー・カイラムをルウムから早急に退去させるよう、圧力をかけるのだ。


「秘書!すぐに連邦軍の上層部に連絡を繋いでくれ!」


アルフレッドは、秘書に指示を出した。


「かしこまりました、市長。ただ、現在、連邦軍との通信回線が不安定なようで…」


秘書は、困惑した表情で答えた。


「何だと?こんな時に…!他の繋がる回線はないのか?」


アルフレッドは、焦りを隠せずに尋ねた。


「はい、至急、他の回線を探します。」


秘書は、通信回線を操作し始めた。

アルフレッドは、モニターに映し出されたネオ・ジオンのシャトルを見つめた。


彼の表情は、険しかった。


ルウムの平和と安全を守るため、彼はあらゆる手段を講じる覚悟だった。


しかし、アルフレッドはまだ知らない。

彼の決断が、ロンド・ベルとレオ率いるネオ・ジオン残党との戦闘の引き金となることを。



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