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再会 - 学園都市コロニー・ルウム (4) 警戒

ラー・カイラムのブリッジでは、ブライト・ノアが厳しい表情でモニターを見つめていた。


地球連邦軍上層部からもたらされた情報。

それは、ネオ・ジオン残党がルウムへ向かっている可能性を示唆するものだった。


ミネバとビスト財団の会談という表向きの動きの裏で、何かが起ころうとしている。

ブライトは、その事実を確認するため、情報収集を進めていた。


その時、通信が入り、モニターにカイ・シデンの顔が映し出された。


「ブライト、やっぱり情報通りだったぜ。」


カイの声は、いつもの皮肉めいた調子ではなく、真剣そのものだった。


「詳しく話せ。」


ブライトは、短く言った。


「ネオ・ジオン親衛隊のシャトルが、ルウム宙域に接近中だ。識別信号は確認できなかったが、形状から見て間違いないだろう。」


カイの情報は、ブライトの懸念を裏付けるものだった。

やはり、ミネバの周辺で何かが起きている。

そして、その動きにネオ・ジオンが絡んでいるのは間違いない。


「すぐに、ユウたちに連絡を取れ!哨戒任務を中止し、ラー・カイラムへ帰還させろ!そして、アストナージやミネバとビスト財団の情報を探るために町に行かせている者達にも連絡を入れろ!全員、直ちに帰還させろ!」


ブライトは、通信士に指示を飛ばした。


その頃、ルウムの中宙域では、ユウ・カジマがジェスタ・プロトの機動テストを兼ねて哨戒任務を行っていた。


イアン・クロフォードはジェスタ・プロトでユウに随伴し、セレナ・ロッソはジェスタ・キャノン・プロトで射撃精度のデータ収集を行いながら、周囲の警戒に当たっていた。


「ユウ、哨戒範囲に異常はないか?」


通信でイアンの声が聞こえる。


「今のところはな。だが、念のため警戒は怠るなよ。」


ユウが答えた、その時、通信回線が割り込まれた。

ブリッジからの緊急連絡だった。


『ユウ、イアン、セレナ!直ちに哨戒任務を中止し、ラー・カイラムへ帰還せよ!繰り返す、直ちに帰還せよ!そして、町に行かせている者達も同様に帰還せよ!』


ブライトの切迫した声が、三機のパイロットのヘルメット内に響き渡った。


「艦長、一体何が…?」


ユウが問い返そうとしたが、通信は途切れた。

しかし、ブライトの声の調子から、ただ事ではないことを悟った。


「イアン、セレナ、帰還するぞ!」


ユウは、二人に告げると、ラー・カイラムに向けて機体を反転させた。

イアンとセレナも、状況を察し、ユウに続いた。

ルウムの宙域で、哨戒任務とテストを兼ねていた彼らの動きは、突如として中断された。

迫りくる危機の予兆を感じながら、三機の試作MSは、母艦へと急いだ。

そして、町に派遣されていた人員も、それぞれの場所からラー・カイラムへと急ぎ始めた。

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