第二十九話:世紀の結託!異世界オカルト配信チーム、結成!
零は、ポテトチップスで宇宙の真理を健太と綾乃に啓示し、再び平和な日常を取り戻した。零は自室でゲームに集中し、リビングのテレビゲートを通じて、異世界で無双中の妹・一花の様子を監視していた。
アステラ王都。一花はミニバハムートを肩に乗せ、掃除機を片手に、新たな魔獣討伐動画の撮影中だった。
【一花チャンネル・異世界配信中】
一花: 「見て!みんな!この魔獣、動画映えするよね!今日も掃除機でサクッと吸い込むよー!」
その頃、地球のどこか。究極のポジティブオカルトの真理に目覚めた健太(佐藤健太)と、全てのUMAの正体を知った綾乃(水沢綾乃)は、その真理を証明するため、行動を起こしていた。
「健太くん!零くんから得た『宇宙の真理』によると、異世界へのアクセスは、『強い信念と、ポジティブなエネルギーの集中』で可能になるわ!」綾乃が理論を説明した。
「ポジティブなエネルギー!それは俺の得意分野です!綾乃先輩!このポジティブな波動を、一花の配信に向けて集中させましょう!彼女の配信は、異世界への最も強力なポータルになっている!」健太が提案した。
二人は、一花のライブ配信画面に向かって、強烈なポジティブなエネルギーと、異世界への探求心を集中させた。
零の自室の『全知の窓』が、警告音を鳴らした。
【緊急警告:リビングゲートへの干渉】
対象: 強力な『ポジティブ探求波』を伴う二名の生命体。テレビゲートの物理法則が歪んでいます!
零は驚愕した。「なんだと!?健太と綾乃が、ポジティブな精神力だけで次元の壁を突破しようとしているだと!?」
零が慌ててリビングのテレビゲートを閉じようとした瞬間、綾乃と健太が、リビングに転移してきた。
「成功よ、健太くん!次元の壁を、ポジティブな意思の力で突破したわ!」綾乃は転移の成功に興奮していた。
「うおおお!これが異世界への道!すべては、零さんから得た真理のおかげです!」健太は感激し、リビングの窓を開け放ち、外の空気を吸った。
しかし、リビングに転移した彼らは、まだアステラ世界には到達していない。目の前にあるのは、アステラ世界と繋がったテレビ画面だった。
「一花!私たちが来たぞ!」綾乃がテレビに向かって手を振った。
テレビ画面に映るアステラ世界の一花は、リビングに転移してきた二人を見て、目を丸くした。
「わあ!綾乃さんと健太だ!どうしたの、二人とも?」
綾乃は、テレビ画面越しに一花に熱く語りかけた。
「一花ちゃん!お願い!私たちを、あなたの『異世界オカルト探査チーム』に入れて!私たちは、宇宙の真理を知っている!あなたと組めば、最強のUMAを捕まえて、最高の真実を配信できるわ!」
健太も続く。「一花!俺たちの別れは、最強チーム結成のためのポジティブな布石だったんだ!俺は体力とポジティブ思考で、一花をサポートするぞ!」
一花は、目を輝かせた。彼女にとって、これは「動画の企画力が倍増する」ことを意味した。
「え、いいの!?じゃあ、決定!『賢者妹と最強ポジティブオカルト探査隊』、結成だね!」
一花は、テレビ画面の『リモコン』を手に取ると、零の錬成魔力を利用して、リモコンを二人に向けた。
「じゃあ、いくよ!リモコンで転送!」
零の自室で、零は頭を抱えていた。「やめろ!リモコンは転送装置じゃない!」
しかし、一花の覚醒した魔力と、リモコンに残った微量の魔力が再び共鳴。次の瞬間、綾乃と健太は、テレビ画面の中、アステラ王国の森の中に転移していた。
「うおおお!ここがアステラ世界か!ポジティブなエネルギーが充満しているぞ!」健太は早速、森の中で筋トレを始めた。
「見て!健太くん!あそこに、次元の狭間のカケラがあるわ!間違いなく、私たちが探していたUMAよ!」綾乃はオカルトマニアの血が騒いだ。
こうして、「ポジティブ思考」「オカルト探求心」「配信者魂」が一つになった、史上最強の迷惑パーティーが結成された。
零は自室で、絶望的な状況に直面していた。
「くそっ、妹の最強の魔力が、俺の最も面倒な人間関係を、異世界に送り込んでしまっただと……!俺の平穏は、もうどこにもないのか!」
零にとって、アステラ世界は、もはや「家族と元カノと元彼が勝手に暴れる、大迷惑な遊び場」と化してしまったのだった。
よっしゃ、第二十九話!最強の迷惑パーティー、『賢者妹と最強ポジティブオカルト探査隊』、ついにアステラ世界に降臨だ!
リモコンで人を転送しちゃう一花ちゃん、強すぎだろ!零くんのチートはあくまで「引きこもるための手段」でしたが、一花ちゃんの力は「世界を遊び場にするための力」へと進化しています。
これで、アステラ世界では、「掃除機で魔物を吸い込む妹」に加え、「筋トレをするポジティブ男」と「UMAを追うオカルトマニア」という、さらにカオスな状況が生まれます。零くんは、彼らの活動が引き起こすであろう、宇宙規模のトラブルの後始末に、頭を悩ませることになりそうです。
次回は、この最強パーティーがアステラ世界でどんな騒動を巻き起こすか、そして零くんがどう対応するか、ご期待ください!
今回も読んでくれて、マジでサンキューな!またよろしく頼むぜ!




