表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界ゆるふわ冒険譚 〜引きこもり最強の俺は、家から一歩も出ずに世界を救う〜  作者: 沼口ちるの


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/32

第二十六話:過去の亡霊、現る!元カノと異世界配信の共鳴

妹の一花は、ミニバハムートを抱きかかえ、リビングのテレビゲートからアステラ世界へ旅立つ準備をしていた。零は自室の『全知の窓』で、健太の次元侵入トレーニングの様子を監視し、さらに一花の異世界での安全確保のためのチートを仕込んでいた。


「よし、一花のスマホに『危険感知と自動帰還』の魔力を注入。これで何かあればすぐに戻ってくるだろう」


零がそう安堵した瞬間、インターホンが鳴った。


零は『全知の窓』で玄関の様子を確認し、固まった。そこに立っていたのは、数年前に別れた零の元カノ、水沢みずさわ 綾乃あやのだった。


「水沢……綾乃……!なぜ、今さらここに……!」


綾乃は、零が大学時代に付き合っていた女性で、当時も零の引きこもり体質を理解しつつも、最終的に「外の世界」を選んで別れた、零にとって「最も平穏を乱した人物」の一人だ。


綾乃が玄関のドア越しに呼びかけた。「零くん、いるんでしょ?連絡先が変わってたから、直接来ちゃった。ちょっと、話したいことがあるの」


零はパニックになった。「過去の面倒」が、「現在の平和」を脅かしに来たのだ。


「くそっ、このタイミングで元カノだと!?今、リビングは次元ゲートだぞ!」


零は、一花に急いでメッセージを送った。


【零(兄)】 「一花、すぐにテレビゲートを閉じろ!玄関に過去のトラブルの残骸が来ている!絶対に見せるな!」


しかし、一花はメッセージに気付かない。彼女は、リビングのテレビゲートの前で、ミニバハムートと共に視聴者に向けて挨拶していた。


「みんな!これからミニバハムーと、アステラ王国の新しいダンジョンに突撃するよ!今日の動画は神回確定!」


零は、仕方なく自室のドアを静かに開け、リビングに向かう通路を覗き見た。


その隙に、母親の葵が玄関に出て、綾乃を招き入れてしまった。


「あら、綾乃ちゃんじゃない!久しぶり!零がずっと引きこもってるから、心配してくれたのね!」


葵は、零の元カノを「零を外の世界に連れ出してくれる救世主」だと信じているため、大歓迎だった。


綾乃は、リビングに入り、異様な光景を見て固まった。


「あ、あの……テレビが、なんか外につながってるみたいだけど……」


リビングのテレビゲートには、今まさに、一花とミニバハムートが、アステラの森の中に入っていく映像が、鮮明に映し出されていた。


一花は、テレビを背にして綾乃に気づいた。


「あ、誰?お兄ちゃんの知り合い?見て見て!今から異世界で最強の動画を撮るんだ!」


綾乃は、一花と、テレビに映るアステラの森を見て、目を大きく見開いた。そして、突然、真剣な顔つきになった。


「あ、あなたたち、その異世界……どうやって繋がったの!?」


綾乃の様子がおかしいことに、零は『全知の窓』で気づいた。零は、大学時代、綾乃が「オカルトや未確認生命体」に異常な興味を持っていたことを思い出した。


零の元カノ、水沢綾乃は、「UMAや異次元の存在」を追い求める、筋金入りのオカルトマニアだったのだ。


綾乃は、リビングの床に描かれた魔法陣の跡や、ミニバハムートを熱心に見つめた後、零に向かって叫んだ。


「零くん!あなた、まさか本当に異世界にアクセスする技術を開発していたの!?私はあの頃、あなたの『引きこもりは異世界からの情報収集のため』と言ってたのを信じていたのに!」


零は頭を抱えた。自分の引きこもりの理由が、元カノのオカルト趣味と、妹の動画配信という、最も面倒な二つの要素によって、今、白日の下に晒されようとしていた。


「ち、違う!これはただの高性能なプロジェクションマッピングだ!」


しかし、一花は真実を暴露した。


「嘘だよ!綾乃さん!お兄ちゃん、これを使ってピザを異世界に転送したり、魔王軍を掃除機で吸い込んだりしてるんだよ!」


綾乃の興奮は頂点に達した。彼女は、目を輝かせながら、零の手を掴んだ。


「零くん!私、あなたと別れた後、ずっと未知のエネルギーを追いかけていたの!お願い!その技術、私にも教えて!異世界でUMAを捕まえる動画を撮らせて!」


零は、自分の平和が、元カノのオカルト趣味と妹の配信者魂のコラボレーションによって、完全に崩壊しつつあることを悟った。

よっしゃ、第二十六話!元カノ登場で、零くんの平静が乱れまくりだ!


零くんの元カノがまさかのオカルトマニア!零くんのチートが、彼女の「異次元の存在を追い求める願望」と完璧にマッチしてしまい、零くんの秘密が絶体絶命のピンチに!


しかも、妹の一花ちゃんは、平気で兄の秘密を元カノに暴露しちゃうという、最強のトラブルメーカーぶりを発揮。これからは、「引きこもり賢者」VS「オカルト元カノ」VS「配信者妹」の三つ巴の戦いが始まりそうです。元カノが異世界でどんなUMAを見つけるのか、楽しみですね!


次回は、元カノが異世界に乗り込もうとするのを、零くんがどう阻止するか、という展開にしようかな!


今回も読んでくれて、マジでサンキューな!またよろしく頼むぜ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ