表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
White hole〜少女が大人になるまでの話〜  作者: おゆわり
1.深く無感の青春時代【white heart】
1/38

1-01

白い部屋、白い家具、白いワンピース。


白に囲まれた少女は静かに本を読んでいた。


生活感の全くない殺風景な囲いは、まるで少女の心に開いた穴のようだ。


真っ白で何もない。


何も見えない。


白い穴。


覗いてみても先は見えず、塗り潰したような白がそこにはあった。



彼女はソッと本を閉じ、痛いはずの胸に手を当てた。



「痛くない。」



不思議と痛みを感じなかった。


痛みに慣れて、身体の感覚が鈍くなったのだろうか。



「もう痛くないんだね…よかった。」



フワリ。


少女は血色が悪くなって白く見える唇を弧に描き、安心したように微笑んだ。


その笑顔を見た者はまだこの世に誰も居ない…ー。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ