おまけ Wiki風解説
やあ (´・ω・`)
ようこそ、バーボンハウスへ。
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。
うん、ここは「青函連絡船」のWikiなんだ。きみが期待していた戦車のWikiじゃないんだ。済まない。
謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、タイトルを見たとき、君はきっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。そう思って、この話を投稿したんだ。
じゃあ、注文を聞こうか。
はやぶさ丸型(Hayabusa Maru class)とは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が青函航路(青函連絡船)で運航する客載車両渡船の船級である。
本級は北海道新幹線の整備にともない青森-函館間を高速輸送するため、第1船(ネームシップ)のはやぶさ丸を原型に同型船が合計8隻建造された。
新幹線専用の完全自動化船であり乗用車、一般旅客は積載しない。従来3時間50分前後を要していた青森-函館間を2時間35分に短縮した。
■建造の経緯
1988年3月の青函トンネル開通にともない青函連絡船は一旦廃止となっていたが、同年8月に発生した青函トンネル消失事件により復活することとなる。
その後、北海道新幹線の整備に伴い、新たに新幹線専用の客載車両渡船を建造することとなった。
建造にあたっては新幹線の高速輸送を活かすため、船自体の高速化だけでなく乗下船の時間短縮も求められた。これを実現するため、本船は特異な構造の客載車両渡船として建造されることとなる。
■船の概要
従来の客載車両渡船では、列車編制を分割して船に積載し、列車の他に乗用車や一般旅客の乗り込みもあったため乗下船に長時間を要していた。
本船では乗下船時間の短縮のため、新幹線専用の鉄道運搬船として乗用車や一般旅客の乗船を廃止しただけでなく、新幹線の編成を解かないまま積載する事が大きな特徴となっている。
北海道新幹線のE5系/H5系は10両編成でおよそ250メートルの長さが有るが、これをそのまま積載するため船の全長は300メートルに達し、超大型の客載車両渡船となった。
積載した新幹線の編成そのままで台車固定を自動的に行うため、乗下船に要する時間はわずか5分という驚異的な速さを実現している。
メッシーナ海峡の鉄道連絡船などと異なり、船内で乗客は新幹線から下車することが出来ず、一般旅客の乗船も無い。
このため本船は分類上は客載車両渡船であるにもかかわらず客室、コンコース、展望デッキを備えていない。
舷側通路や窓も無いため、本船の外観は非常にのっぺりとしており、車両運搬船や最近のステルス性を意識した軍艦を彷彿させるものとなっている。
航行中、乗客はずっと新幹線車内に留まるため、船内には新幹線車両に対する給電設備が設けられている。
従来の青函連絡船では列車を分割して並べていたため、積載作業中の重心を調整するヒーリング装置を設けていたが、本船では船の中央にそのまま積載するためヒーリング装置は装備していない。
また、中央に積載する新幹線を避ける形で煙路が配置されているため、船上の2本の煙突は並列配置となっている。
■機関・推進装置・操舵装置
本船の全長は300メートルに達するが、高速を発揮するため全幅全長比は約1:9という非常に細長い船型となっている。
このため航行中の動揺を抑える2対のフィンスタビライザーを備えるだけでなく、離接岸を迅速に行うためアジマス推進器、バウスラスター、スタンスラスターを備えている。
巨大な船体を高速で推進するため、本船はガスタービンエンジンを4基備え、発電機を介して2基のアジマス推進器を駆動するターボ・エレクトリック方式を採用している。これにより本船は最大速力30ノット(巡行25ノット)の高速発揮が可能となっている。
アジマス推進器の採用により本船は一般的な舵を装備していない。
■専用岸壁・新幹線駅
本船は新幹線専用であり非常に巨大な船であるため、従来の青函連絡船とは別の専用岸壁が新青森駅と新函館駅を兼ねて建設された。
従来の青函連絡船と同様にフォアラインを巻き取って船を引き込む方式は踏襲されているが、さらに安定して素早く正確に接岸させるため、専用岸壁はドック形状となっており左右のラインを同時に自動調整しながら引き込む方式となっている。
また岸壁の入口に波浪を抑える扉が設けられ、さらに船体を左右から固定する油圧動作のアームも設置されている。
■北海道新幹線について
本船では新幹線の乗客が下車や船内散策もできず船外も見えないことから、2時間半の航行時間のあいだ非常に退屈してしまう事が懸念された。
このため北海道新幹線E5/H5系では、旅客機のようなマルチメディアモニターが全席に設置されている。船外の映像や映画、TV番組、音楽を無料で視聴でき、飲食や船内でしか購入できないグッズもこのモニターで注文できる(注文したグッズは下船前に座席に届けられる)。
このサービスは北陸新幹線のグランクラスにすら無い北海道新幹線だけのものであり、人気の大きな要因となっている。
■運航
北海道新幹線は1日13往復あるため、このダイヤにあわせて8隻が毎日1~2往復で運航している。
新青森駅から新函館駅間の航路は115キロメートルあり、そこを片道2時間35分で結んでいる。乗下船に10分しか要しないため、実質的には従来の青函連絡船の半分以下の時間で運行されている事になる。
■同型船の船名とマークについて
はやぶさ丸型8隻の船名とマークは以下の通りである。
はやぶさ丸:大雪の熊
はやて丸:神秘の湖・摩周湖
ひえん丸:津軽のりんご
しょうき丸:蝦夷富士・羊蹄山
とりゅう丸:八甲田山系と水蓮沼
かりゅう丸:湖面輝く十和田湖
どんりゅう丸:江差のかもめ
つるぎ丸:石狩川の鮭
マークは青森や北海道にちなんだ題材となっているが、船名の方は全く関係ないものとなっている。これについては北海道新幹線専用の高速連絡船であることから、北海道新幹線の名前「はやぶさ」「はやて」にちなんだものにしたと説明されている。
それにしても第3船の「ひえん丸」以降は名前の由来がはっきりしておらず、実は旧陸軍航空機の名前から付けられたのではないかとも言われている。
本船は巨大な高速揚陸輸送船としても見ることが出来るため、その船名とあいまって東アジアの一部の国家は「軍国主義の復活!侵略のための船だ!」と常に批判している。
これに対して、青函トンネル消失事件により色々と吹っ切れて、しがらみからも解放されていたJR北海道は
「そんな事あるわけないジャマイカ、ハハッワロス。強めのお薬を出しておきますね」
と、このように全く相手にしていない。
以上で「ルソンの虎 ~ 青函トンネルとともに消えた61式戦車」は完結です。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。




