表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/76

第66話マリア救出編⑤

 マリア救出のため、ハルトとベネディクタは飛行魔法で騎士団を追跡していた。王都方面に向かって全速力で飛行する。

「ベネディクタ、ずいぶん飛ばしてるけど大丈夫?」

 すぐ隣を飛行するシルフが心配そうに尋ねる。

「平気よ。体もだいぶ慣れて来たし。なにより早く追いつかないと」

「ノ―ムの魔力を感知できるか? そろそろ追いついてもいいころなんだが」

「ストップ! 見つけた。ハルトたちは待ってて」

 シルフが2人を上空に残し、急下降した。


 

 ノ―ムは魔法で身を隠し、町の中へ潜入していた。

 2個中隊を率いるエドワード・グレイ大隊長が、部下たちを引き連れ大衆食堂へ入って行く。彼らの後に続き、ノ―ムも店の中へ入った。

「グレイ大隊長、見張りがあの数では少し心もとないのでは?」

「問題ない。バーリー中隊長がついているからな。あいつは精鋭部隊で名高い第1連隊の元小隊長だ。この日のために、大金をはたいて引き抜いてきた。しっかり働いてもらわねば」

 エドワードは話し終えると、店員に料理と酒を注文した。


(こいつら酒まで頼んで、当分この店から動きそうにないな)

 エドワードたち騎士団の頭の上で、ノ―ムが腕組をして監視を続ける。


「ノ―ム、ねえノ―ム」

「あっ、シルフ。ハルトたちは?」

 小声で呼びかけるシルフに気がつき、ノ―ムが尋ねる。

「ハルトとベネディが来てる。上空で待機してるわ。状況は?」

「数名の見張りを残して、こいつら宴会始めやがった。とんだ間抜けさ」

「好都合ね。奇襲を仕掛けるチャンスだわ。ハルトに知らせてくる」

「頼んだ。私はこいつらの監視を続ける。動きが合ったらすぐに知らせる」

 シルフは頷くと店を飛び出していった。


「ノ―ムの話だと、ほとんどの兵士はお酒を飲んでお店から動かないだろうって。私も確認したけど、マリアを見張ってる兵士はほんのわずかだったわ」

 戻って来たシルフがハルトとベネディクタに報告する。

「見張りの中に背の高い茶髪の弓兵はいた?」

「ん? いたいた。細身のイケメンだったわ。大きな弓を持ってたわ」

 ベネディクタの問いにシルフが答える。

「ノエル・バーリー中隊長だわ」

「オリバーの言ってた要注意人物か?」

「ええ。彼女の攻撃で私は倒れた。私が彼女を引き付けるから、ハルトはマリアをお願い」

「分かった。行こう!」

 ハルトの合図で3人が降下を始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ