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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

夕日が沈む時にはどうなっているだろう。

作者: 隴前 糖愉

「こんなところに居たのか」


「グッハ」


俺は鈍器のようなもので背後から叩かれる。


なんで俺は家に居ると空き巣か知らないけど侵入していきた。

俺は防衛をしていると人の数が増えてきて手に負えなくなり隠れた、そして見つかり叩かれた。

そんなことを振り返り気を失うのだった。





ザーザーザーザー


波の音が聞こえる。

潮風を感じる。

砂のような感触がする。


「ハッ!」


俺は起きる。


「ここは」


俺以外にも周りに人が居た。

俺はここが砂浜だと気付いた。

夕日だが沈まないように感じる。

そんな異常な空間かなと思ってしまう。


俺は一人で二十分ぐらいをかけ、島を一周する。

俺は足には自信が少しある。

他の人はバラバラに行動していた。

夕日を使い、方角を知ることもできた。


一周してわかったことがある。

まず、島の中央を見ると建物らしき物が見える。

俺達がいるところは東側でなにも植物生えていなく、少し赤色が混じっている砂のような気がする。

北側には地面がコンクリートなどでできており、遊具なものも見受けられた。

西側にはヤシの木などがあり、ジャングルのように木が茂っていた。

南側には廃村はあったが畑は手入れされており、また井戸の水も綺麗だった。


こうしていると夜空になってくるが夕日は少し暗くなっただけでほんとに沈まないように感じる。

だが東側なのでギリギリ見える程度には暗くなる。


俺は下を向いていると、


ムシャムシャ


そんな可愛いらしい音が聞こえる。


俺は音をした方へ振り向くと、

ブルーベリー色したツノを生やした鬼が他の人を食っていた。


食われたであろう人の血が砂に付着する。

砂が少し赤いなと思ったら血か。


「ああ」


俺は怖さのあまり膝を砂につけてしまう。

どうしよう、膝が動かない、逃げないと、どこに逃げないと、逃げないと!

だが膝は言うことを効かない。


その間にも人が食べられていく、同じ色した鬼が増えていく。


何人かの人は逃げていくのがわかる。

俺も逃げなければ。

だが体が固定されたかのように動かない。


そして口に血がついた鬼が俺と目が合う。

俺はここで死ぬのかわけのわからないまま。

そんな……そんなことは


「嫌だ、生きる!!」


俺の言葉と同時に体を動かすと動けるようになっていた。


俺はそこから逃げる。

鬼はデカイだから北側に通り西側に行くことにした。

ジャングルなら木が邪魔してくれるだろうと。


「はぁ、はぁ」


俺としたことが驚きや追いかけられてきてしまっているのではないかと思うので走るフォームがなっていなかった。


俺は今北側にいる。

鬼の姿は確認していない。

ここで休憩したら西側に行こう。


この不思議な夕日はまるで俺らに希望を与えるような感じがする。

俺は思う。


夕日が沈んだ時にはどうなっているのだろう。






 


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