最近は最早人ですらない
『あー、最近マンネリだなぁ、、』
文学部に入ってからと言うもの、ハーレム物しか書いてこなかったせいでそろそろネタが尽きてきていた。
何を書いてもメインのヒロインが噛ませ犬にしかならない。
キャラに対する愛がないんだ、愛が。
『、、よし、今回は違うテイストで描くか』
という訳で早速俺は新たな小説を書き出していった。数分ほどしたら部室に愛染先輩がはいってきた。
『お、斎藤新しい小説書き出したのか』
『はい、今回は一風変わった世界観で攻めてみました!』
『へえ〜、どういう系なんだ?』
『主人公がカエルに転生して最強のモンスターになる話です!』
『二番煎じもいいとこだぞ』
先輩はいつも通りの反応だったが、今回の作品には一段と自信があったので、反論してみる。
『いえ、今回は絶対大作になりますよ』
『お前どうせアレだろ、その後主人公のカエルがレベルアップしたら人型になれるやつだろ、周りに大量のしょうもないヒロインを侍らせてな』
『、、、なぜそれを、あと僕の愛するヒロイン達のことをしょうもない呼ばわりしないでください』
『じゃあ今回はヒロインの数何人いるんだよ?』
『15人です!』
『前より減らしても多いわ』
今回も先輩の毒素に当てられて泣きそうになるがぐっと堪える。
『あと、なんでカエルのくせにそんなに人間にモテるんだよ、ヒロイン全員異常性癖かよ!モテるなら同じカエルのメスにモテろよ!』
『だってヒロインがカエルだと読者も嫌かなって、、』
『逆にヒロインがカエルの方が真新しさがあって人気でそうだわ』
先輩もうんざりしているようだ。おかしいな、今回の主人公が非人間系のラノベは俺がパイオニアになると思っていたんだが、、
『というかアレだろ、現実で生の女の子にモテないからって、自分が別の生き物になったらモテたはずだっていうインキャの妄想だろコレ、たぶんお前がカエルになっても同属のメスにすら見向きされないだろ?そろそろ現実見ろよな、現実』
『、、、ぴえん』
『しばくぞ』
お久しぶりです。
数年前の小説なのに最近でもちょくちょく見て頂いてるようなので久々にかいてみました。