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クソラノベ作家になろう。  作者: 堂面 タロー
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ヒロインの髪の色、実際おったらヤヴァイ


放課後、いつも通り俺は文芸部の部室に行き、いつも通りライトノベルを書いている。


何せヒロインが41人もいるので、キャラ設定には相当時間がかかるが、一応イメージを確定させるために、キャラのイラストも書くことにしている。

画力は幼稚園児レベルだが、その内上手くなるだろう。


『なあ、お前ヒロインを髪の毛の色で判別させてるだけだろ』


『............』


愛染先輩がまた毒を吐いてきたが、俺は無言でイラストを描き続ける。


『なんで色鉛筆72色のやつ用意してるんだよ、それたっかいやつだろ、5千円くらいするたっかいやつだろ』


『.......』


『そのレモンとイエローの違いが分からんわ、もうそれ分ける必要があるのか?』


『....』


『あと髪の色、緑だの赤だの青だの現実でやってるやつ、だいたいヤンキーかオシャレを極めし者たちくらいだろ、染めてなくて地毛の設定だったら突然変異か何かの病気を疑われるわ』


『これ以上言ったら泣きますよ!いい歳こいて高校二年生が廊下に聞こえるレベルの声で泣きじゃくりますよ!』


あまりの暴言に耐えきれず反応してしまった。

正直キャラ増やしてすぎて収拾がつかなくなってしまったので、髪型や髪の色でキャラを描き分けるしかなかったのだ。

ぶっちゃけ先輩の言ったことが的確すぎて、返す言葉がない。


『あとツインテールが許されるのって小学生までだろ』


『もうやめて‼︎』


ラノベ作家への道はまだまだ遠い....




赤とかピンクは怖いっすね...

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