女王
私達は、王宮の奥の方にある、至って普通の扉までやって来た
コンッコンッ
「アノスです」
「開いておるぞ」
扉の向こうから、女性の声がする
「失礼します」
「し、失礼、します…」
緊張しながらも、歩みを進める
「おぉ、よくぞ参った。久しいのぅスターヴァント」
「はい、お久しぶりです、女王陛下」
女王陛下と呼ばれた女性は、美しかった
背が高く、スッキリとした顔立ちに眠そうとまではいかないがタレ目の瞳
髪は銀色で艶があり長そうだが、頭の後ろで結んである
「おや?そこの可愛らしい子は?」
「えっと、この子は…あれ?」
「カリーシャです…」
「ほぅ、そうか。それで?妾に用とは、カリーシャのことかの?」
「あ、はい。この者を、国で保護して頂けないかと」
「よいぞ」
女王陛下は即答した
決断早いです…
「カリーシャは、それでよかろぅ?」
「…はい」
「妾も話し相手が欲しくての。カリーシャも永く生きておるようじゃし、面白い話しが聞けそうじゃ」
「えっ、年が分かるのですか?」
私が驚いていると、アノスさんが聞いた
「うむ、カリーシャは人の形こそしておるが、全く人の気配がせぬのじゃ。それにの、声音は震えているようじゃが、それにしては、落ち着いて見える」
この人凄い…
女王やっているだけのことはあるようだ
「それと、専属メイドとして雇いたいのですが…」
「ほぅ、気に入っておるようじゃな」
「…えぇ、まぁ…」
アノスさんは、照れ臭そうにしている
ちょっぴり嬉しく感じる
「はっはっはっ、よい、よい、好きにするがよい。その代わり、問題が起こっても責任を持つのじゃぞ?」
女王はニヤニヤしながら言っている
もしかして、問題って…あ、あっちのことなのかな…!?
私は、恥ずかしくなって俯いた
「くくく、何を恥ずかしがっておるのじゃ?カリーシャ」
明らかに分かっててやってましたね…
「くくく、まぁよい、スターヴァントよ、今後もしっかり職務を真っ当するように。カリーシャに現を抜かすことのないようにじゃぞ?」
「は、はい」
アノスさんがお辞儀をしたので、私もそれに習ってお辞儀する
「他に用がないのなら、もう下がってよいぞ」
「は!ありがとうございます」
「あ、ありがとう、ございます…」
「うむ、また近くに来るがよいぞ」
そして、私は無事に保護を受けられた
「あ、そう言えばさ、別に未成年とかじゃないなら保護無しで、住み込みで雇うだけで良かった気がするんだか…?」
「…そう言うことは、いっちゃだめ、です」
まぁ、こうして異世界での拠点をてに入れました
王様でも良かったんですが、キャラが確立しなかったんです




