変化
少し短いですねぇ.....
夏休みも終わりを迎え数日...
寮へ戻る時には消えていた魔王に、思わぬ所で再会した
「ガキども席に着け。今日は、新任の教師が来るぞ...」
何時も通り、クリス先生による連絡が行われた
何時も通りでないのは、新任のこと位だろう
「では、入ってくれ...」
クリス先生に呼ばれ、廊下から一人の男性が入って来た
しかし、それは見覚えのある顔だった...
「では、アスセシオン先生自己紹介を...」
「あぁ...では、諸君...私はアスセシオンだ。気軽に、アオン先生と呼んでくれ。担当科目は歴史だが、出来るだけ他の科目の質問にも応えるつもりだ。宜しく頼む...」
「アスセシオン先生は、このクラスの副担任にもなる...基本は、私のサポートに回ることになるが頼むよ...」
「あぁ、分かった」
そこまで話し終え、私はアノスさんにコッソリ話しかけた
「アノスさん...あれ、魔王ですよ...」
「...そうなのか?何かするつもりか...?」
「何かしらの...多分幻覚系の魔法で、人間に成りすましているようですが...目的は分かりません...」
「そうか...一応、目を光らせて置く」
「はい、お願いします」
その後、何の問題も無く授業は終わってった...
帰り際、王子をアノスさんに任せ、アスセシオン先生...魔王に目的を尋ねた
「アスセシオン先生...いえ、魔王。貴方は、何の目的でこの学園に居るんですか」
書類を整理していた魔王は一瞬手を止め、ため息混じりに答えた
「金だ...前にも言ったが食料がない。そうなれば、我は大丈夫だとしても、ベルが餓える...」
「ベル...悪魔ちゃんですか?」
「あぁ...幸いなことに、ベルがアルバイトする事になった宿に泊めてもらえる事になった」
「それで、どうして教師なんて...」
「俺は一応、400年前からこの世界にいる...歴史や知識だけは、無駄に多いからな...」
「そうなら、何でキャンプしてたんですか?」
「あ、あれは色々遭ったんだ...」
「そうですか...ですが、幾ら魔王でもこの学園で何かしたら...今度こそね?」
「...ふんっ、肝に命じておく...」
「では、さよなら...アオン先生」
「...ふっ、先生か...」
魔王との話も付け、アノスさん達を追いかけた
待ってくれていたようで、すぐに合流出来た
「で...どうだった、カリーシャ?」
「はい、取り敢えず大丈夫そうです」
「そうか...それならいいが...」
「なぁ、アノス...何時から呼び捨てする仲になったんだ?」
「それを聞くのはマナー違反ですよ?王子」
「...そうか、ならいい」
「では、行きましょうか」
私達は、他愛ない話をしながら、寮へ向かって歩みを進めた...




