表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界スローライフ  作者: てな
第三章
40/53

夏休み 6

何だか...バランスがヤバい...

『魔王を倒した勇者様は、世界征服など容易いのではないか?』


「そんな事しない!」


『さぁ?どうであるかな?』


「出来たとしても、する理由が無いです!」


『ほほぅ、皆さん聞きましたか?勇者様のお力は、世界を手中に収める事が出来るらしい...』


『おおぉ、それは我々としては良くないお話ですなぁ?』


「で、でも!折角救った世界を、征服するなんて!」


『もしや、征服に邪魔な魔王を倒すと共に、信頼を得て手ごまに使用としたのでは?』


「だから、する訳が!」


『もうよい...勇者様、貴女には魔王城の先、北の果てへ行って貰います』


「そ、そんな!」


『ふんっ、我々にはもう用済みなのですよ...では、連れて行け!』


「そんな!待って下さい!いやーーーっ!」



......


そこで目が覚めた...


「...夢」


久しぶりに見た、昔の嫌な思い出

最近は、アノスさんの事ばかりだったのに


「あ、汗凄いや...」


取り敢えず、汗を洗い流すためお風呂に入った

朝食は...食欲ないかなぁ、コーヒーで済まそう


そう決めて、別荘のキッチンを借りてお湯を沸かす


「ふぅ...」


一口つけ、息を吐く

悪夢...と言っても、ただの嫌な過去に過ぎない

でも、気持ちを落ち込ませるには十分な、酷い夢だ


「アノスさん、今日抱きしめてくれないかなぁ...」


ギュッとして、癒してほしい


「ん、抱きしめて欲しいのか?」


「はい...ん、え?あ、アノスさん!?いつの間に!」


「いやまぁ、今起きて来たんだが...何かあったか?」


「はい...少し悪い夢を...」


「ん、実は俺も少し悪い夢を見たんだが...慰め合うか?」


「はい、そうしましょうか...」


アノスさんの分のコーヒーを淹れて、悪夢の内容を教えた


「んー、それは結局カリーシャちゃんの過去な訳だろ?」


「はい...」


「なら、簡単だ...忘れて楽しいことだけ考えればいい」


「え...?」


「今楽しければいい、どうせ過去の事だろ?それにここじゃない、別の世界何だからそんな気負いする事は無い」


「そう、ですね...何だか軽くなった気がします」


「そうか、力になれたなら良かった」


「それで...アノスさんの悪夢とは?」


「あー...いや、言いにくいんだが...」


「?」


「実は、カリーシャちゃんが居なくなる夢を見てな?」


「ふふふっ、それはありませんよ?私はずっっとアノスさんの傍に居ますから」


「...そうか、俺は傍に居ていい存在か?」


「はい、当たり前です。恋人ではないですか」


「...何時かは、子供も欲しいものだな...」


「え...!そ、それは、私と交わりたいとい、言う事ですか...?」


「え...?あ、いやそう言う意味で言ったんじゃっ!」


「そうですよね...私との子供なんて...」


「あ、いや!ほ、欲しいが...い、今じゃなくて、もっと仲を深めてからと言うかっ」


「ふふふっ、アノスさん可愛いです」


「あ、からかったなぁ!」


「ふふふっ、大好きですアノスさん!」


「っ...あぁ、俺もだ」


お互いに顔を近づけ、唇を触れ合わせる


「ん...」


そして、数秒後...


「ぷはぁ...長いですよぉ」


「ははは、カリーシャちゃんを長く感じたかったんだよ」


「もうっ...そろそろ、カリーシャって呼んでくれませんか?」


「ん、そうだな。恋人は呼び捨てがいいか...」


「はい!呼んでみて下さい」


「ん、では...カリーシャ...」


「はい...」


そしてまた、無言で顔を近づけ...


「んにゅ...カリーシャちゃんお早よ...?」


「「あっ」」


...!!


「あっ、いやこれは!」


「...ん~?なにぃ...?」


「え?」


シルフィはまだ寝ぼけているようで、目が閉じている


「と、取り敢えず!シルフィはまだ寝てて!」


「...ん、わかった...」


ほわぁっと可愛い欠伸をしながら部屋へ戻って行って


「ふぅ...危なかったですね」


「あぁ、そうだな...」


「続きは...」


「また後でな?また誰か起きて来るかもしれないから」


「...はい」


それから、アノスさんとのお話タイムを楽しんだ...




その空間の外、一枚の扉を挟んだ所


「くそっ何で!何で!俺には彼女が出来ないんだっ!!」


一人のシバと言う人物が、嘆きの叫びを上げていたのであった...



シバ、大丈夫!君にはバフォメットがいるから!

※まじです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ