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異世界スローライフ  作者: てな
第三章
39/53

番外編 old tale、第二話

二話目です

シリアス多めに成りがちですが、仕方ないです...

このころには苦労してもらうつもりですからね...

真っ暗となり数秒後、閉じた瞼から光を感じた

その光に導かれるように、瞼を上げる


「おぉ、勇者様...」


唐突に、目の前から声が聞こえた


「おい、皆!勇者様がお目覚めに成られたぞ!」


「おぉ!遂に平和が!」「これで、救われるわ!」


私の理解が追い付ぬまま、それぞれの言いたい事を言っている


「あの...勇者とは...?」


「おぉ、貴女様が勇者で御座います」


数秒前に神様から聞いたように、本当に勇者にされてしまったようだ

死んでしまう前に読んでいた小説も、そんな様な内容だった気がする


「ん...勇者なんて私には出来ません!」


そうだ、今まで戦ったことも無く、平和ボケした世界で生きて来たのだ、出来るはずがない


「そんな事はありませぬ、勇者様には代々受け継がれし力が宿っていると言われております」


「ち、力?」


「はい、魔を浄化し、王となる魔王を倒すことが出来るっと言われています...しかし、今までに魔王を倒された勇者様は、居られません...」


「それで、私に勇者が回って来たということですか?」


「恐らく...」


「恐らく?」


「はい...勇者様が召喚されるのは、神の御告げがあり、かつ事前にどんな方かお教え頂けます」


「...神の御告げ」


「はい、この世界の創造主で在られます」


あの、少し幼い印象があった子がですか...


「もし、私が勇者ならどうするべきでしょうか...?」


「そうですね...今までの勇者様は、ひたすらに魔物を浄化し、魔王に挑まれました...」


「それで...」


「はい...いずれも帰って来られた者は居られませぬ...」


暫く、その場を沈黙が支配した


「で、でも!生きている可能性もっ」


「いえ、在りません...勇者はこの世界に一人だけ、それが理です」


「つまり...私が召喚された時点で...?」


「はい...残念ながら...」


酷過ぎる...人を道具みたいに使い捨てにするなんて...!


「ですが!貴女様なら!」


「出来ませんよ!何が出来るんですか!?こんな知らない世界に連れてこられて、いきなり勇者だなんて...この世界の為に死ねと言っている様なものじゃないですか!」


「...お察ししますが、我々もこのままでは滅び行く運命なのですぞ!」


「っ!」


確かに、力を持った勇者でさえ倒すことが出来ないものを、この人たちがどうにか出来ることでは無いのかもしれない...


「でも!私だってまた死にたくないんです!」


「...また、ですか...?」


「っ...はい、私は一度死んだ身です...」


「...余り詮索は致しませぬ、ですが!どうか我々にお力添えをっ!」


「...はい、分かりました...ですが、力を持ってしても勝てないと思ったら、私は逃げますからね...」


「...えぇ、分かりました。背に腹は代えられませぬからな」


「...それで、話を戻しますが...これからどうすれば良いですか?」


「そうですな...まずは、北へお向かい下さい。そこに小規模ながら、魔物と戦う強者たちの集まりがいますゆえ、勇者様の力足しに成られると思います」


「分かりました。今すぐに出るのですか?」


「いえいえ、既に日も落ちておりますし、まずは、旅支度を済まさなければなりませぬ。今日のところはここにお泊り下さいませ...」


「あ、はい...お言葉に甘えさせて頂きます」


「いやはや、私達が勇者様に甘えきりでは示しがつきませぬゆえ...」


「あはは...大変ですね...」


「大変なのは、これからですぞ...では、ゆっくりお休み下さいませ...」


「はい...」


それから、貧相ながらも夕食を出して貰った

魔物せいで、食料も底を付いて来ているらしい

お風呂なども無く、食べ終わったらすぐ就寝となった...


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