夏休み 2
夏休み編パート2です
暫くして、ビーチオブザハートの桟橋に着いた
桟橋から、砂浜へと降りてみると、サクッと細かい砂が擦れる音がした
段々楽しくなり、サクッサクサクッとリズミカルにステップしていた
「おーい、カリーシャちゃん!別荘に行くよ!」
夢中になり過ぎて、少し遠くまで行ってしまっていた
「はーい、今行きます!」
別荘へ向かう皆を追いかけるべく足を踏み出したとき、足元から光が反射するのが見えた
何かと近づいてみると、小さな石の様なものだった
手に取ってよく見てみると、青色で少し透けている、涙型の水晶のだった
「...綺麗」
太陽に翳して見ると、水晶を通った光が中で反射し、美しく輝いていた
「持って帰ろ...」
その水晶をワンピースのポケットへしまい込み、別荘へ向かう
「おい、遅いぞ」
「ごめんなさい...」
「まぁまぁ、折角の旅行何ですから王子もカリカリしないで、楽しみましょうよ」
「...そういうアノスは、既に水着とはどういう事だ?」
「もちろん、寮から中に着てました」
「...お前、今凄く輝いてるな...」
それには、私も同意せざる終えませんが...アノスさんの体、引き締まっていてカッコいいです!
「...ジンは、脱がないの...?」
「えっ?そういう流れなのか!?」
「...うん、ダメ?」
あっ、シルフィ可愛い...私も頑張らなくちゃ!
「うっ...ダメじゃ...ない」
「...やったぁ」
「ぷっ、ジンのやつ嵌められてやんの!」
「...ふっ」
仁は、下見にするようにシバを見た
「な、なんだよ...!」
「お前は、彼女が居ない時点で負けている...!」
「あぁっ!何てことだ...俺としたことが!!」
「...茶番やってないで、別荘入るぞ」
「「うぃーす」」
仲が宜しいようで何よりです...
私も皆に続くように中へ入る
そして、目に飛び込んできたものは、王宮よりはグレードが下がるものの、胸を張って豪邸だっと言えるような造りであった
王子とシルフィ、シバは何事も無かったように奥へ進んでいく
私も遅れて入って来たアノスさんと共に進む
「ん?」
後ろを振り向くと、未だに別荘の豪華さに呆気にとられている、仁がいた
「...ジン行くよ?」
二階から声を掛けるシルフィ
「え?あぁ、今行く」
正気に戻った仁は、適当に返事をし、階段を上ってくる
二階へ上り、廊下を進んだ先に私達が泊まる部屋があった
「ここで問題があるんだが...部屋が三つしかない」
そこで、どう部屋割にするか案を出し合った
そして、決まった部屋割はこうだ
王子シバペア、仁アノスさんペア、シルフィ私のペアとなった
私はアノスさんとが良いと言ったがスルーされた...
もちろん、シルフィも仁とが良いと言っていたが却下された
「何でこの部屋割りなんですか?」
そう、王子に尋ねる
「そ、それはだな...シャワーが個別にしか無いからだ」
あぁ、男女で別れたお風呂がないのですか...
「私は、アノスさんになら裸を見られてもいいですよ?」
「そうなると、俺もシルフィを見ることになるんだ!」
仁が何やら叫んでいる
「...ジンは、見たくないの?」
「あっ、いやそうじゃなくて...が、学生だし?間違いが起こってからじゃな?」
「だから、私は大丈夫ですと」
「お前には聞いてねぇ!」
怒られちゃった...
落ち込む気持ちを和らげるため、っと言う口実でアノスさんに抱き着く
アノスさんも何かを感じたのか、私の背中に片腕を回し、空いた手で頭を撫でてくれた
こういう時、無言でも撫でられてるのって、とても好きです
暫く撫でてもらったが、その間にもシルフィと仁の話し合いが続き、最終的に仁の案が通った
少し残念に思いながらも、同じく落ち込むシルフィと共に、部屋へ入ることにした...
何故この部屋割りになったかは、お察しください




