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潰そう完膚なきまでに


 空から落ちる其れは瞬く間に人サイズの・・・


 昆虫?多足であり上半身は人の其れ似て・・・

頭は無く

両肩にはそれぞれ刃がついている・・・


 どろっとした透明な粘液を身に纏い・・・

「・・・・・・・」

無言でほぼ無音でかささと・・・・


 粘液は鎧であり武器・・・・

鎧としては攻撃を受け流し・・・・

武器としては振動で切断・・・・


 まるでニードルの様に打ち出す・・・・

上に打ち出し・・・・

シャワーの様に降り注がせる事も可能・・・・


 威力が乏しいが・・・・・


 「ガードで受ける」

障壁で粘液は無効化され

「ガンズで撃ち抜く」

浮遊の装甲銃座が・・・・・


 瞬間で掃射瞬く間に穴を空ける


 目の前に仮面のスーツの頭が落ちている・・・・

首から下は消えた掃射で・・・・


 なんかかっこつけて喋ろうとして・・・・

シオンに銃座に撃ち抜かれた・・・・


 戦いはまあシオン一人で・・・・・


 深夜だったのが幸い・・・・

皆砦の中で無事・・・・


 振ってる昆虫?は砦の防壁を破れない・・・・


 「逃げ始めた」

シオンの言葉に俺は

「シオンゴメン」

「ううん」

「愛し合うのは後で」

「此れは流石に」

シオンも怒りを

「潰そう完膚なきまでに」


 身動きできない人を盾に・・・・

其の人の体内に昆虫?の元を潜ませ・・・・


 あまりに非道・・・・



 



お読み頂き有難う御座います。

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