第六話 鳥本の朝
更新遅れてごめんなさい!!
本編大修正していました。
〜fromトリモト〜
鳥本だ。今俺は俺の部屋で起きたばかりだ。昨日アークは暴れまくった後、12時になったとたん死んだように眠った。
フロアはアークの攻撃で気絶した。
俺はメイドに命じて二人を俺の部屋の近くの部屋に寝かしといた。
今は朝3時、そろそろ仕事に行く時間だ。
俺は部屋から出て、大社長室へ向かう。
30分後
大社長室についた。ちなみに重要な部屋は俺の部屋の近くに集まっているから30分で着くことができた。
その部屋には誰もいない。机の上には大量の書類が置いてある。俺の仕事はこれを読むだけ。山上財閥は俺がいなくても大丈夫なようになっている。でもまぁ、大事には俺が判断するんだけどな。
3時間後
やっと読み終わった。これから部屋に戻る。
今、俺の部屋の前にいる。さて、今日はどんなのが待っているか。
俺は一歩目を出す。
ダァン!
前にあった床がなくなった。落とし穴だ。
今回はドアの真下まできっちりとなっていやがるな。
俺は後ろに下がる
シュルン!
俺は後ろにやった足を音がなると同時にあげる
バシャッ!
やっぱりな。足を吊り上げるロープの仕掛けだ。今回はずいぶん古典的な罠だな。
と思っていたら
ビービー!
ロープが赤く光る
「センサー付きか!」
次の瞬間。オイルが床からじわじわと染みだしてきた。
オイルが横から発射されると、足の裏部分にはオイルは届かない。よって止まっている敵には効果は薄い。
しかし、オイルが床から染みだしてくるとなると話は違う。止まっている敵にも効果がある。
ツルッ!
ドーン!
滑って転ばすという効果が。
俺は転んだ後も滑り続けた。前方には落とし穴。このままじゃ落ちる。俺が選んだ選択肢は
1.たたかう
(何と!?)
2.まほう
(使えないし)
3.どうぐ
(持ってないし)
4.にげる
(できたら苦労しねーよ)
5.金の力フル活用
(そんな時間がないだろ)
6.祈る
(結局何の解決にもなっていないじゃねーか!)
7.落ちる
(結果同じだろ!)
8.あきらめる
(上と変わらないだろ!)
9.自殺する
(落ちるより悪いじゃねーか!)
10.死ね!
(命令系!?明らかに殺意があるだろ!)
って選択肢たくさんあるくせに、ろくな選択肢ねー!!
といいつつ間一髪、俺は落とし穴の前で止まった。
上を見るとスピーカーがあった。きっとさっきの選択肢はこれから出ていたのだろう
ウィィン
ん?俺の前方に大砲のような物が出てくる。まぁ、ようなじゃ無くて見たまんま大砲なんだけどな
ドン!
大砲から何かが打ち出される
「きゃぁぁぁぁぁ!!トモーーー!!助けてーーー!」
ん?こいつは、
「空香!?」
ボカッ!
ヒュー
ボス
俺と空香はぶつかって、落とし穴の下に落ちる。下にはクッションが敷き詰められていた。落とし穴は結構深い
「いたたた」
こいつは海里 空香、俺の幼なじみで両親はいない。茶髪のセミロングで整った顔立ちをした……はっきり言うときれいだ。基本はツッコミキャラだ。説明は今のところこんぐらいか。
あと関係ないが俺はツッコミもボケもできる万能キャラだ
「お前はどうしたんだ?」
「起きてベッドから出たら、落とし穴があってそこから落ちて、後は気付いたら何か筒状の物の中にいて、飛ばされて、トモに当たって今に至るわけなんだけど」
「なるほど、分かった」
どうやらただ単にこいつも巻き込まれただけのようだ。
「た、助…けて…くれ」
ん?なんだこのかすれた声は、
「トモ!下、下!」
チッ!気付いたか。
俺は立ち上がる
「げほっ!ゲホッ!」
俺の下で座布団になっていたのは、草橋 創輝、苛められキャラ。以上!
「俺の説明、短くね?(T_T)」
「E〜んだヨ!」
「……(泣き寝入り)」
それから、数分が過ぎて
「やっほー。生きてるかい?」
「当然だろ」
「いや、この前死人が出たからさぁ」
「出たんかい、死人」
「冗談、冗談。生死の淵をさ迷った人や生き地獄を味わった人は居たけどね」
「おい!……まぁ蘇生装置でも原型がない場合は無理だからな。気を付けろよ」
「分かった〜」
落とし穴の上から顔を出したこいつは立村 来斗、今俺がいる落とし穴等を作った。本人だ。いたずら好きで、思い付いたら即実行、人を驚かすためには寝る間も惜しまない。特に、トラップを作るのが上手い。ちょっと子供っぽいやつだ、でも高校生。
黒髪で子供みたいな顔をしている。身長は小さめだ。
きっと徹夜で罠を作ったのだろう
「そろそろ俺たちを引き上げてくれ」
「ちょっと待ってて、すぐに美緒がくるはず」
カタコト
おっこの音は?
「おはよー、トモ」
やっぱりな。
「よぅ、美緒。」
「何の用事だったっけ?」
「覚えていろよ。そんぐらい。俺たちをここから引き上げて欲しいんだ」
「は〜い。そりゃ、『絶対安全だったらいいな、スーパーロープ』」
「願望かよ!」
そういえば美緒の説明はまだだったな。本名は洞崎 美緒、はっきり言うと萌えキャラだ。金髪のツインテールでゴーグルを頭に付けていて、目はパッチリと開いている。
発明家の家系で蘇生装置を完成させたのもこいつだ。でもこいつは発明以外のことは忘れっぽい。あとこいつは発明箱なるものを常に持ち歩いている。がその中を見た者は誰も居ないという。だから山上財閥七不思議の一つに数えられている。他の六つは知らん(ってオイ!)
俺たちはロープで上に上がった
「それじゃあねー」
「あぁ、分かった……ってちょっと待て!」
「なーに?」
「この落とし穴を塞いでくれ」
「りょーかい!」
美緒は『ノントラップ』を取り出す。見た目はただの(?)対戦車ライフルだ。……こいつの発明の名前に規則性が見当たらないな。
「それじゃ、ドーン」
美緒は対戦車ライフル?を発射する。
ヴゥゥゥチュドーン
カッ!ドォォォグワァァァァァァァン!
まるでどっかの秘密基地が爆発したような感じで、すごい爆音と煙を巻き上げた。
それにしても本当にすごい威力だ。
煙がはれてみたら、落とし穴があった形跡がない。……ちなみに全部吹き飛ばされたわけではない。全て元通りだった
「それじゃー」
「あぁ」
まず美緒が帰っていった。
「バイバーイ」
次に来斗が帰っていった。
「あれ?そういえば創輝は?」
空香の問いに俺は指を下に向ける。
「……じゃあね」
どうやら悟ったみたいだ。
「あぁ、それじゃあな」
俺たちはそれぞれの部屋に帰っていった
ちなみに創輝はすぐに掘り出されたはずだ(←無責任)
「・・・今回俺突っ込んでばっかだ。」
「私の出番がない。」
仕方ないだろ。
「どうして?私はこの小説のヒロ」
メインヒロインは空香だぞ。大体お前書きにくいんだよ。
「ガーン!!」
と言うことでフロアとアークいないほうがいいんじゃないのかと思いました。
更新遅れてごめんなさーい!!!




