第四話 説明づくし
更新遅れてすいません。
その代わりといっては難ですが今回の話は長いです。
〜fromフロア〜
さて、私達は部屋から出ました。すると、
「ながーーーーーーーい!何ここーーーーーー!」
えっと、なんというか廊下がすんごく広い、長い、読者が想像出来ないぐらいに、見たことないけどたぶん魔王の城の廊下がおもちゃに見えるほど長い
「お前ら、うるさいぞ」
「また、異世界にワープしたんじゃないの?アーク」
「おぉ、やっと名前で言ってくれた」
「たまには、アダ名で呼んで見たかったからね」
「アークはアダ名ではない本名だ」
「今日は4月1日ではないぞ」
「ひど……」
魔法王がすごい勢いで落ち込んでいるけど気にしない
「というかなんで廊下だけこんなに広いのよ?」
「廊下だけ?」
「そう、さっきの部屋は普通だったじゃない」
「あぁ、あの部屋は第352142番目の応接室だったからな」
「えっ?それって、応接室が350000個以上あるってこと?嘘でしょ?」
「正確に言いますと、応接室の数は1000000です」
「……そりゃありえないでしょぉぉ!どうしてそんなに応接室があるのよ?どうしてこんなに廊下が広いの?どうして居候がたくさんいるの?合計部屋数はどのくらいあるの?どうして私のバストは小さいの?どうして地球は丸いの?どうして……」
「落ち着いてください。お客様」
「それ全部作者のせいだぞ」
「仕方がないですね、ワープシステムを起動させます」
おっと、ここからは俺視点だ。さて、ワープシステム起動。あっ、ちなみにワープシステムとは、とてつもなく広い俺の家の中を一瞬で移動するために開発されたマシーンだ。えっ?俺って何者だって?まぁ、タイトルで気付いていると思うが気にするな、後でから説明してやる。それじゃあディナールームへゴー!
ヒュッ
「あれ?ここは何処だ?」
「ここはディナールーム(またの名前を食堂)だ」
「何か瞬間的に移動した気がしたけど。って何この料理はとてつもなくすごいんだけど。今更な感じがするけどあんたの家すごい金持ちよね?異世界だからこんなずば抜けた金持ちがいても仕方がないよね?魔法王」
「僕に話を振らないでください。それにしても、僕ら以外に人気がないですね」
「やっぱり遅すぎたか。今の時間は……9時だ」
「それにしてもどうしてこんなに料理が余っているんですか?」
「あぁ、ついさっき用意させた。それよりも、お前らの世界の話を聞こうか。まず……魔法からだ」
「魔法……どうやって話そうか?私達にとっては蛇口をひねれば水が出るぐらい当たり前の事だしね」
「僕が話しましょう」
魔法か、もしかしたら全ての生物に宿っている、魔力を放出して、とかだったりするのか?いや、作者もそれほどありきたりなことするほど馬鹿じゃないか
「魔法とはですね、全生物に宿っている魔力というものを使うことによって発現することが出来ます」
あ、俺が考えたこととほとんど同じだ。それじゃあ次は魔力は修行しだいでいくらでも強くなるあたりかぁ?
「魔力は修行しだいでいくらでも強くなります。魔力が強ければ強いほど高等な呪文ができるし、オリジナル魔法も使えます」
また当たった。もしかしたらエスパーの才能があるのかもしれないな……よく考えてみたらこいつらの世界がベタなせいか。じゃあ次は『魔力が強ければ強いほど一度に魔法が使える数が増える』だろ
「魔力がいくら強くても、魔法を使える実質的な数は変わりません。魔法は使うごとに基本的にはエネルギーを使います。そのエネルギーとは何でも構いませんが、使うエネルギーがある一定の物に限られている魔法もあります。高等な魔法になるほど多いようです。ちなみに使うエネルギー量も高等な魔法になるほど多くなることがほとんどです」
「パクパクモグモグパクパク」
あれっ?予想が外れたな。こいつらの世界の魔法は『エネルギー変換式』か。
…ってか、さっきからフロアが高速いや、光速の速さでパフェばかり食ってる。もう、千個目だ、こんな短い間によくそんなに食えるな
「次に魔王の事です。簡単にいえば魔王は人間を滅ぼそうとしています」
ヒュッ……
あまりにも典型的な魔王だな。それにフロア、すごいな!たべるのが速過ぎて、音すら聞こえない
「魔王は何やら『人間は世界の自然法則から外れたもの、よって我は人間を滅ぼし、世界の自然法則をもとに戻すだけだ、神の名のもとに。』と言い、最強の魔力と無限のエネルギーとどこからか呼び出されるモンスター軍を使って人類を滅ぼそうとしています」
神の名って、魔王が神とかいっていいのか?せめて、魔神にしろよ、それにけっこうご立派な考えをもっているな。俺には関係ないが…いや、関係ないこともないな
ぐらぐらゆらゆら
ん?何だこの音は……フロアが食べると同時に積み上げていたパフェタワーが今にも崩れようとしている。でも微妙なバランスで立っているから、たぶん大丈夫だろう(確証はない。ただの推測)
「しかも、魔王の城は誰も知らない場所にあるみたいで、その場所を世界で唯一見つけられると占われたのが、この『勇者』フロアなのです。」
なるほどなるほど。占いかぁ、どっかで聞いたような聞いてないような話だな。でもアーク、気付かなくていいのか?今にもパフェタワーがそちらに崩れようとしているんだが
「しかし、世界中を探してみても場所が分からなかったので、フロアがイライラして、僕に特訓という名目で八つ当たりしようとしたので、とっさに転送魔法を使ってしまったら、この世界にきたのです」
何だそりゃ
「ばらさないで!魔法王!」
「僕の名前はアークだ、決して魔法王などではないっ!」
「今言うべきことは、それじゃないと思うぞ」
「いや、今言うべきことはこの事なんです!」
「もうアークと呼んでもらうのは諦めたらどうだ。そもそもどうして魔法王と呼ばれるのを嫌っているんだ?」
「それは、字画数的に運気が魔法王よりアークのほうが上がりやすいからです。」
「え……何じゃそりゃ。そもそも本名自体は変わらないから運気は変わらないんじゃないのか?」
「何じゃそりゃとはどうゆうことだ?!運気は僕が命よりも大事にしているものだ!」
「黙れ!とっとと話を再開しろ!」
「はい!」
ふぅ、なんとかなった。まさかこれほど狂信的とは思いもしなかった。それにしても人間っていうのはいろいろいるな。
「次はモンスターの事でも話しましょうか。モンスターとはどこからともなく「そこらへんのことはいいから、さっきのゼリートスのときに言ったランクとかのことでも聞こうか」
「分かりました。ランクとはそのまんまの意味です。モンスターの強さをはかるために設定されランクI〜SSSランクまであります。さっきのゼリートスはランクIで最弱モンスターですので気にしなませんでした。あとモンスターにも魔法が使えます。またそれ以外の生まれつきの能力も持っています。まぁモンスターは多種多様なので説明しきれないのでここら辺にしときましょう」
「わかった。それ以外のことは追々聞こうか」
このままじゃずっと話が続くしな。ん、パフェタワーがさらに高くなってないか?もう天井の近くまで上がっているぞ。おっとフロアが今、ギャラクシー・パフェ、簡単に言うと巨大パフェを食おうとしている。よくそんなに食えるなぁ。まるで魔王と勇者が自分たちよりも強いラーメン好きな青年に振り回されるお話の主人公がラーメンを食べているときのようだ
「それじゃあ、次はそちらのばんですよ」
「あぁ、ようするに俺は超金持ちだ、俺の親が金持ちなんじゃなくて、俺が金持ちなんだ。実は俺が高校生になったときに、親がくれたんだ。
『おーい、トモー。俺たち宇宙旅行&世界旅行に行ってくるから、山上財閥をやる』というふうにな」
「…………」
「んっ?どうした」
「……どうしたじゃないだろ!ツッコミどころが多すぎるんだ!まずどうして何を聞くかわかったんだ!?次に高校生って何?財閥って何?次になんだ?あの親はあっさりし過ぎだろ!」
「まぁまぁ高校生と財閥についてはすぐに教えてやる。まず高校生というのは(中略)何?お前らの世界には学校自体ないのか、学校とは(中略)やっとわかってくれたか。次に高校のことなんだが(中略)えっ?説明長い?お前らのためだろうが(中略)次に財閥のことだが(中略)進もうぜ!ドラゴンボー(中略)パクパクパクパクパクパクパク!
「フロア!お前食べてばっかりで話を聞いていたのか?始めからやりなおすぞ(中略)高校というのはな(中略)お前、さっきの話まったく聞いていないだろ
(めんどくさいので残り全略〜
「作者、それはやってはいけないだろ」
チッ!まぁ仕方がない中略)魔王降臨!しかしトモは無視したので帰っていった(中略)これが財閥だ。頭にたたき込んでろ!」
「ねぇ、途中全然関係ないのが混ざっていたんだけど」
「しかも、魔王降臨してしまいましたよ」
「ああ、あれは別世界の魔王だから気にするな」
「魔王のくせに無視されたという理由だけで帰っていくって一体……本当に魔王?」
「それにあの魔王は作者がとっさに思い付いたあまりにも無理がある一発ネタだから気にするな、さらに別世界には自分よりも強いラーメン好きな青年に振り回されている魔王だっているし、ストレスで今にもハゲになりそうで育毛剤を送られる魔王だっているんだぞ」
「……ところで、あんたの親はどこまで行ってるの?」
話を変えたな
「さぁ?消息不明だ、でもどっかで生きてるんじゃないか?」
「消息不明って、心配じゃないの?」
「あぁ!」
「うわ、ずいぶんあっさりと言っちゃった」
「だって、その気になれば、財力を使っていつでも探せるしな。最終的には作者特権を使って呼び出すこともできる。それに…いや、何でもない」
「?」
「作者じゃないのに作者特権が使えるの?」
「ん、使えないが作者を買収すればいい話だろ。」
(作者買収って一体どんだけ財力があるんだろ?てか不可能なんじゃない?)
「あぁそういえば、まだお前らの言おうとしたことがどうしてわかったのかというと、俺は読心術が使えるからだ」
「たしかに、前にも私の思ったことを読み取っていたわね。ん、じぁあ、あの瞬間移動装置って何?」
「あれは、山上財閥の科学力をフルに使って完成させたそのまんまの意味の瞬間的に移動するものだ、ちなみに1日に6回しか使えないから、急いでいるとき以外使わないようにしている」
「すごっ!!私たちの世界でも科学は存在するけど、まさか科学技術で瞬間移動ができるなんて予想もしていなかったわ」
「そんなに驚くことないんじゃないか?アークも時空間転送魔法が使えるだろ?」
「実は私たちの世界でも時空間転送魔法が使えるのは魔法王と魔王だけよ」
「ふーん、そうか、……ちょっと待てよ、じゃあさっきのゼリートスはどうしてこの世界にこれたんだ?」
「それは魔王によってこの世界に送られてきたみたい、魔王は理由は知らないけど部下とその手下を異世界に送るなんてよくある話だから。あ、ちなみに魔王の部下は人間が多いから魔法を使ってないうちだったらすぐに倒せるし、その手下も1000匹位だしランクB以上はいないから、すぐに滅ぼせるし大丈夫。」
「待てよ、あれが1000匹かぁ。それを滅ぼせるってお前ら、意外と強いだろ」
「ううん、私が強い訳じゃないのよ、私はただ単に占いで選ばれた勇者で、戦闘能力は私たちの世界では一般人並、闘いはもっぱら魔法王まかせ」
「ふーん、時空間転送魔法を使えることにしても、俺はまだ魔法王について何も聞いてないんだが」
「魔法王は出身地も魔法王という名前の理由もわからないけど……って魔法王も会話に参加してよ」
俺とフロアが振り向いたら
「スースー」
「「って寝てるー!?」」
寝ているアークがいた。って本当にいきなりだな
「どうしてこんなに更新遅れたのよ作者?」
実はテスト期間真っただ中でした。すいません!