第三話 お決まり設定!?
更新遅くなりました。すいません。あと評価感想をください、お願いします。
〜fromアーク〜
「私は山上家のメイド長の四葉緑です!
ふぅ、やっと言えました」
「メイド?何それ、人の魂を冥土まで送り届ける人?」
「基本的なネタですね」
「「?」」
「あぁ、お前らは知らないよな。で、どんな用だ、緑」
「あっすみません、鳥本様、お食事の用意ができました」
「何で様づけなのよ?」
「メイドですから」
「だからメイドって何よ?私らは知らないんだけど」
「ようするにお手伝いさんだ」
「なるほど」
(何でこいつらはメイドのことをお手伝いさんと説明すれば分かるんだ?)
「変なお客様ですね、鳥本様」
「異世界どうしなので仕方がないと思いますが」
「異世界?」
「いや、何でもない」
怖いんだが、殺気を飛ばしてこないでくれ。フロアも気付いたのか、小さくなっている。
「まぁ食事ができたことだし、食いに行くか。……お前らは帰らなくていいのか?」
「えっ、あぁそういえば私、気付いたらここにいたんだっけ」
「緑、ちょっと部屋から出てろ」
「かしこまりました。鳥本様」
バタッ!
ミドリさんは部屋から出てった。どうしたんだろうか?
「さて、お前ら、いきなりだが帰れ」
「本当にいきなりだな!」
「魔法とかの説明はいいの?」
「いい、どうせ後でから聞くからな」
「どうやって私たちの世界に帰った後に聞けるのよ?」
「気にするな、アークお前が転送してきたんだよな、だったらとっとと帰れ!」
「……仕方がありませんね」
時空間移動魔法を使う。……あれっ?
「大変だ!時空間移動魔法が使えない!」
「やっぱりな」
「何ですって!あんたから魔法をとったら何が残るのよ!」
「僕の存在理由は魔法をうまく使えるということだけなのか…(ToT)
というかトリモトさん、何がやっぱりなんですか?」
「そりゃあお前らが帰れないという事だ」
「「え?」」
「普通はこうゆうのって帰れないフラグが立つものだろ?常識だ」
「「ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」」
「お前ら『!』が無いぞ」
「ということは僕らを家に入れた理由は……まさか」
「そうだ、異世界からの住人がこちらの世界に来たとき、主人公の家の居候になるのは当然だろうが!」
「やっぱりお決まり設定だったからか!」
「それに私たちに、急に帰れと言ったのもお決まり設定になるかどうか確認するため?」
「イエス!」
「やっぱりかぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「……もうそろそろ入ってもよろしいでしょうか?」
「あぁいいぞ。緑」
「お食事も言われたとうり3人分用意しましたから」
「ご苦労、あとついでに言っておくが、こいつら家に居候する事になったから」
「かしこまりました」
「やけにあっさりしてるな」
「普通ここで何かしらリアクションするものじゃないの?」
「わかりました。……えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
「もういいから!頼むから息つぎしてくれ!」
「ハァハァ三途の川がみえました」
「ここには居候がたくさんいるからな。今更驚いても仕方がない」
「だいたい何人いるのですか?」
「さぁ、多すぎて見当もつかないな。こいつもそのうちの一人だし」
「鳥本様、私たち住み込みで働いている従業員を含むと別荘も合わせて三十二万五千七百三人になります」
「三十二万五千七百三人!?メスカーナの全人口をはるかに越えてるじゃない!」
「じゃあこの世界の全人口は何人ですか?」
「六十二〜六十三億人です」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「本当に変なお客様ですね、どこから来たんですか?」
「異世界から」
「トリモトさぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!?」
「なんで言ってんのよ!」
「どうせ居候になるんだからそのうちばれるのが普通じゃん。だから今のうちに言っておくのがめんどくさくなくていいと思ってな」
「よくない!さっきは私たちが帰れないと確信しておいて、私たちを脅したくせに!」
「気が変わった。あと、なんとなく」
「気が変わるの早っ!それになんとなく!?」
「緑に話したら明日には全ての人に知れ渡っているだろうな」
「何て事してくれる!魔王の耳に入ったらどうするんのよ!」
「フロア!口調がちょっとおかしくなっているぞ!」
「だって仕方がないでしょ、もし魔王の手下がまぎれこんでいたらやばいじゃない。魔王の手下は異世界にもいるのに」
「ふぅ、言っておくが、初めから魔王に気付かれているかもしれないぞ」
「え?」
「時空に歪みを起こして僕らをこの世界に入れたのは、他でもない魔王だぞ」
「あ!」
「それだったら、魔王は僕らを落とした場所から手下に監視させれば簡単に現在地が分かる訳だ」
「なるほどな。それにしても、ついに異世界からの来訪者まででてきたか。このペースでいくと近々そのあたりのやつが来るだろうと思っていたが本当に現れるとはな」
「それってどうゆう事?」
「いやなんでもない。そうだな、緑、捕まえてあるあいつを連れてこい」
「あいつって誰ですか?」
「侵入者だ、侵入者!」
「はい、わかりました」
ミドリさんがあわただしくでて行った。
それにしても侵入者って誰?魔王の手下といっても僕らを見張るんだったら、低くてもレベルBはないとおかしい。でもレベルBともなるとメスカーナ騎士団でもかなわないぐらいだ、よって捕らえることなんて不可能。きっと違うだろう。
「連れて来ました」
「ハナセ!ハナセ!」
ミドリさんがすぐにだれかを縄で縛って連れてきた。
この、片言なのに姿形は全くの一般人のモンスターはたしか
「お前はゼリートスか」
懐かしいな、最近見なくなったから。最初のころはうじゃうじゃいたなぁ。
「ゼリートス?何だそりゃ?」
「ランクIゼリー系最弱モンスター、ゼリー系は人間と区別がつかない外見を持つが、このモンスターは知能が低く片言の言葉しか話せない」
「お前らの世界にはモンスターもいるってわ」
「ハナセ!ハナセ!」
「うるさい!」
ボカッ!
「黙っていて欲しいですね」
あ、今殴ったのはミドリさんか。
「ここでまたお決まり設定が作動して魔王がお前らを連れて来た理由がわかると思ったがな、今のやつじゃ話にならんからな、それに作者もそれほど馬鹿じゃなかったらしい」
「それではそろそろ食事に行ってくれなければ困りますので」
「あぁそうだな、それじゃあ行くか。食事中に色々と聞こうか。お前らも俺についてこいよ。迷子になって、のたれ死んでもしらないからな」
「「?」」
その言葉の意味はこのあとすぐに分かることになる。
「ってシリアスみたいな言い回しだな」
「鳥本様、早く行きますよ」
どうも正体不明です。「遅いわよ!」
「それに文章も下手だしな。それが理由で評価感想が来ないんだ。」
相変わらずすいません。さてこれからも金持ちはファンタジーをよろしくお願いします。




