第二十八話 金ファン通信局
なんか更新ペースが尋常でないような…
〜fromトリモト〜
「第一回金ファン通信局!」
「イェーイ!」
「どうも、アナウンサーの来斗です。とりあえず今回は丁寧語でやらせていただきます」
「アシスタントA…だったっけ?の美緒です」
「アシスタントBのゲーム神よ!」
「スペシャルゲストの鳥本だ」
「さぁて、遂に始まってしまいましたね。金ファン通信局!」
「金ファン通信局とは…何だっけ?」
「えぇと、私たちが住んでいるこの島、『金持ちはファンタジー!』略して金ファンの主な舞台になる山上島についてをどんどん紹介していく番組よ!」
「その通りだな」
「さて、まずはニュースレポーターの空香さんに繋ぎます」
突如上からモニターが下がってきて、電源がついた
『えぇと、このカメラは何?あ、はい分かりました。とりあえずこの学校の紹介をすればいいんですね』
「カットしなくてもいいんですか?監督」
「面白いから続行だ」
ちなみに監督とは教師、望月 舞監督だ
「さて、今はどちらにいらっしゃるのですか?空香さん」
『はい、ただ今私は山上仁黒高等学校、略して山仁高校にいます。この学校は山上島に多数ある高校の中でも、最も巨大な高校で生徒数は10000人を越えます。部活の数も半端ではなく、
総合野球部、軟式野球部、硬式野球部、男子野球部、女子野球部、男女混合野球部、変態野球部、野球同好会、怪人野球部、野球研究部、野球観戦部、野球撲滅部、野球デストロイヤー部、暗黒野球部、裏野球部、サッカー部、卓球部、バスケ部、ハンドボール部、テニス部、バレー部、水球部、アメフト部、ダンス部、タンス部、タンズ部、ペサパッロ部、ホッケー部、ドッジボール部、スカッシュ部、アイスホッケー部、ボウリング部、レスリング部、プロレス部、スキー部、カバディ部、ラクロス部、ラグビー部、相撲部、柔道部、剣道部、空手部、少林拳部、太極拳部、破壊神部、アニメ研究部、ゲーム研究部、戦国部、百合百合部、メガネ部、コンタクトレンズ部、片メガネ部、ラーメン部、悪の秘密結社部、世界征服部、改造手術部、化学研究部、暗殺研究部、拷問部、埋葬部、壊滅部、ス〇ット団等々の部が存在します
…ってなにこのカンペ!?
野球部だけで多すぎるし野球撲滅部と野球デストロイヤー部ってむしろ破壊してる!?それに野球同好会って野球部があるのに何故!?サッカー部は…普通ねそれに破壊神部って何!?破壊神を降臨させるの?それとも自らが破壊神になっちゃうの!?戦国部は…とりあえずスルーして百合百合部って何!?もしかしたらあの姫がつく人が創設したの!?メガネ部コンタクトレンズ部片メガネ部ってそもそも何をする部!?悪の秘密結社部以下略は色々と危険でしょ!?そして何ゆえその流れから来て最後にス〇ット団なの!?』
「はい、今の空香のセリフはスルーしても構いません」
『いや、もう遅いよ!?美緒』
「それにしてもノンストップツッコミよ!」
「これぞ正にツッコミ魂だな」
「ツッコミ魂?」
「ツッコミ魂とはツッコミを極めようとする者たちが必ず持つ精神だ」
『いや私はツッコミを極めようとしているわけでは無いわよ!』
「そんな空香にはツッコミ女帝の称号を与えよう」
『なにその名誉そうで不名誉な称号は!?』
「HAHAHA!」
『そこにいる先生も笑わないで!』
「さてさて次に行きましょう」
『…はい分かりました。
さて、今私の目の前にいる人はこの学校の校長、田原士似我御です。名前に対して言いたいことはありますが、スルーで。
とりあえず何か一言!』
「テレビの前にいる中学3年生の皆さん。この学校に入らないと、カエルの死骸とコウモリの羽を煮詰めた汁をたっぷりとつけたわら人形に錆びた五寸釘を打ち付けますよ」
『それは呪いなのでは…ごめんなさい!』
モニター内の空香がまさかの超高速土下座を繰り出した
「さてさて次は生徒会室です」
「次は私もいくよ!」
そういってゲーム神はモニター内に飛び込んでいった
『なんでモニターを通り抜けれるの!?』
「神の特権よ!」
『………とりあえずスルーで』
「空香。生徒会室に土下座しながら飛び込め」
『なんで!?なんでなの?トモ』
「その言葉はとりあえずスルーで」
『ちょっと!』
ドガァァァァァァァ!!!
「キタァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
そんなやり取りをしている間に突然生徒会室のドアが吹き飛び出てきたのは生徒会長……って生徒会長違い!
出てきたのは生徒会長といえど水月五月雨先生の小説『桜ヶ丘高校生徒会役員』の生徒会長である夏樹だ。
「ゲーム神たん萌えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
「きゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
そしてゲーム神に抱きついた
「ていやぁぁぁぁぁ!!!!!桜田蹴りぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
するととある女……『桜ヶ丘高校生徒会役員』の主人公かつヒロインの桜田ハルが馬鹿生徒会長、夏樹に飛び膝蹴りを繰り出し夏樹は吹き飛んだ
「ぐはっ!だが、だが愛の力は絶対なりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
ちっ、死なないのか
それにしてもクロウ(未登場)と同じようなことを言っているな
「死んでよ!断罪の天秤!」
すると抱きつかれていたゲーム神が夏樹に向かって手をかざすとどうじに巨大天秤が現れ
「ぐはっ!」
馬鹿生徒会長を押し潰した。
…天秤のところはいらないんじゃないのか?
「おっと、ごめん。うちの生徒会長がいつもの癖で」
すると今度はジャニーズふうの顔をした男、萩 昌介が出てきた
「てかあんたたちは誰!?」
「ふふふ…私たちは桜ヶ丘高校生徒会役員よ」
次は柊グループという向こうの世界では最近急成長中の巨大資本会社の代表取締役である柊 紫苑が出てきた
「桜ヶ丘高校生徒会?ここの生徒会じゃなくて?」
「そぅ、今私たちはここの生徒会と交流会中よ」
「まぁ今から帰るけどね」
次に萩が言った
「ふふふ…でもその前にゲーム神たぁぁぁぁぁん!!!!」
ドゴォン!
「ぐばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
馬鹿生徒会長が蘇った瞬間に萩が放ったバズーカで吹き飛んだ
「さて、そろそろ帰りますよ。会長」
そう言って馬鹿生徒会長はひきづられていった
『……それでは気を取り直して生徒会室に突入したいと思います』
「レッツゴー!」
ゲーム神は本当にノリがいいキャラだ
ガチャ
生徒会室のドアを空香が開いた
「止まれ!」
『何をいきなり!?』
すると突然空香の前に槍が突きつけられた
「白羅様にあだなす者は許さん!」
『白羅…様!?』
「我ら白羅様親衛隊!もしくは白羅様ファンクラブ!もしくは生徒会だ!我の名は長楽加帆!性別は女!」
『ってえぇ!?ファンクラブ!?それに生徒会ってどういうこと!?』
「って何をしてるんだろうね?ミル」
「しらなーい」
「はっ!白羅生徒会長様!ご機嫌よろしいでありましょうか?」
「あ、うん」
『……って……白羅!あんたが生徒会長だったの!?』
「そうなの?ミル」
「そのとーり」
『後もう一つ。白羅様親衛隊って…何?』
「え?そんなものがあったっけ?ミル」
「しらなーい」
(まさか…気付いていない!?)
モニターから戻って
「さてさて、これが生徒会でしたー」
パチパチパチパチ
「さて、金ファン通信局。次回は喫茶店『アナザー』をはじめとしたあらゆる施設を探訪したいと思います」
「次回もあるの?」
「当然だ」
「さて、皆さん。それでは。バハハーイ!」
「何このテレビ!?」
自分の部屋で普通にテレビを見ていたフロアはそうツッコんだ
さて、金ファン人気投票の締め切りは7月30日までどしどし応募して下さい
さらに重大発表。
今度は『もしも』企画を行いたいと思います。
『もしも〜だったら』
とかいう形でお願いします。一人いくつでもいいですので。どしどし感想欄、もしくはメッセージで応募して下さい。というかむしろお願いします!
あとちなみに今回の新キャラは覚えなくても結構です