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第二十四話 めんどくさいという理由で始まる逃走劇(すぐに終わる)

コメディー復活!

〜fromトリモト〜



「この問題は…となるわけでな」


鳥本だ。今俺は学校で普通に授業を聞いている。

…いくら世界最大の超財閥のトップといっても高校生だ。授業に参加しないとまずいだろ。

…それに俺としては『あいつら』のほうが厄介だしな


がらがらがらがら


「はぁはぁ、すいません遅れました!!!!」


クラスメイトFがドアを開けた。どうやら遅刻したらしい


「理由は何だ!」


「ちょっと目潰し暗黒魔神と戦うためのイメージトレーニングをする」


…何故に?


ふりをしていたらひたすらつまようじのあの持ち手のところにある利用用途の分からない溝の一番下の部分のみを彫る仕事をしていたら」


…そんな仕事がこの世に存在するのか?


「つまようじが手から滑り落ちて、床に刺さったら暗黒魔界への入り口が開いてしまって」


すごいな!つまようじ!


「それからなんやかんやあって目潰し暗黒魔神を倒したらヒーローと崇められて」


目潰し暗黒魔神を倒すトレーニングをしていてよかったな…そういえばふりだから結局してないのか


「パレード中に転んでつき指して、病院行ってたら、テロリスト集団に病院が占拠されたら」


つき指したのか


「なんか、『俺のようかんがぁぁぁぁぁ!!!!!』とか言う右手に包帯巻いた人がテロリスト全員ぶち殺したから助かって」


……まさかこのタイミングであいつが出てくるとは…


「それから色々あって寝坊して遅れました!!!!!!!」


『結局寝坊かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』


「うるさいぞ、空香、フロア、真遊」


もはやこの三人はツッコミ三人娘だな


「久しぶりの出番がたったこれだけとは納得いかないのだが…」


「それは作者に言え!」


ちなみに真遊は久しぶりの登場だな


「そうだよー。真遊ー」


「僕たちの出番は大丈夫だよね?ミル」


「そのとーり」


「てか私なんてこの前ちょっと出ただけよ!」


上から美緒、白羅、ミル、ゲーム神の順番だ。


「よし!もういいからお前ら全員落ち着け!あとそこの生徒Fは面白かったから許す!」

会話が白熱しているところで先生が遮った。

この先生の名前は望月(もちづき (まい、性別は女、年齢は20代後半。独身、このクラス、一年D組の担当教諭だ。この教師は『面白さ絶対主義』をモットーに生きている人で、面白しろければ何でも許すという、お気楽な教師だ。

さらに『全国デコピン連合』の会長で、その伝説は巨大要塞をデコピンで吹き飛ばしたやら、全国に七万人のデコピン教信者がいるとか後を絶たない。

さらに俺が山上財閥のトップだということを知らない、他の教師もそうなんだがな…

俺が山上財閥のトップということを知っているのは、山上財閥の総本山であるこの山上島の住民のなかでもごく僅か。数百人程度しかいない。全世界でもその倍くらい、そのほとんどが山上財閥の重役だ。この学校でも知っているのは校長ぐらいだ。

…まぁ、裏社会ともなると話は別だがな。


キンコーンカーンコン

「あぁ、チャイムが鳴っちまった。まぁいい、来週は前々から予告していたとうりテストだから、頑張れよ!俺の尊厳と給料のために!」


あぁ、そういえば来週は一学期最後のテストか。


「…帰りのホームルームは無し!解散!」


…帰りのホームルームは終わったな、さて逃げるか。

俺はとりあえず挨拶をする前に窓に向かって走りだし


ガシャーン


「あ、逃げた!」


「逃がすかぁ!!!」


俺はガラス窓を突き破って外に逃げた。ちなみにここは三階だ…が、大丈夫だ


ボスーン


「鳥本様、あちらです!」


「ご苦労緑」


下にクッションをもう手配してあった

校門のところに車がある。あれにさえ乗り込めば俺の勝ちだ!


「待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」



くっ、ちょっと安心したところで、まず最初にはやはり真遊が来たか。そりゃジェット噴射で飛んでいるから速いだろ


「SP!任せたぞ!」


「はい!鳥本様!」


黒服の男たちがどこからともなく現れる。


「ロケットパンチ!!!」


「ひぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


「ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


…だが一撃で吹き飛ばされた。役立たずだな


「…ならば、これを喰らえ!世界最強のロケットランチャー、アドル改造版!」


山上財閥製だ


チュドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!


「ぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


巨大な爆風がまきおこる。

…まぁサイボーグだから大丈夫だろうな。威力もセーブしておいたからな。

そして俺はまた走りだそうとしたところで


「まだ逃がしはさせないよ」


「そうだよね?ミル」


「そのとーり」


前方に来斗と白羅を確認した


ズゴッ


「!」


くっ、片足だけが入るようなミニ落とし穴か!


ドシャァ


今度は上から捕獲用ネットが降ってきたが


「甘い!」


俺は片足を抜いて、脱出したのちにネットの間を駆け抜ける


ズゴォォォォォォ


「なに!?」


走っていると突然下には超巨大な落とし穴が現れる。

…来斗の技術を侮っていたな…まさかこんな短時間でここまで掘るとは…


「だが落ちるのは断らせてもらうぞ!」


俺は何とかアドル改を放った反動で落とし穴から脱出する


「ミル!」


「りょーかい」


すると今度は空中に浮かんだ俺の体をミルが捕らえる


「…ちっ」


「これまでだよ。トモ」


「そうだよね?ミル」


「そのとーり」


「…仕方がないな…勉強教えてやればいいんだろ?」


今まで俺が執拗に追いかけられていたのは…こういうことだ。ちなみに俺の成績は全科目学年トップだ。だてに山上財閥のトップをやっているわけではない


「そうだよ」


「そうだよね?ミル」


「そのとーり」


「土日の間に詰め込みで勉強を教えてくれ!!」


「ねぇ、どうしてみんなこんなに必死なの?」


「前回なんて赤点とったやつがどうなったのか…想像したくもないな…」


「赤点とるとそんなにヤバイの!?」


「…精神的苦痛…」


「えぇ!?」


「えぇっと、そういえば前回の罰って何だったっけ?」


「校長に【ピー】されたり、されたり【ピーーー】されたり…少年誌的に危ないことを…

理事長であるトモですら罰の内容自体はよく知らないだけにより危ないことに……」


「これ少年誌じゃないでしょ!?てか貞操が危ない!?」


「……R18………」


「…てか俺の存在を完全に無視してないか?(泣)」


「梨恵にフロア、美緒に桜、影薄まで来たか…まぁいい、とりあえず俺は近くの新しくオープンした喫茶店によるから来い!」




という訳で、俺たちは喫茶店、『アナザー』に来た。ちなみに外見自体は何も変わったところは無い。…外見はな


「ここが喫茶店というものか…」


「パフェはあるの?パフェは!」


「神界にも喫茶店はあるよ!」


「えぇっと、喫茶店って何をするところだったっけ?」


「……私はどうもこの空気に馴染めない…」


「…………」


てかいつの間にかいつものメンバー(俺、空香、フロア、アーク、桜、来斗、白羅、梨恵、緑さん、美緒、ゲーム神に後一人誰だったっけ?)が全員揃っているな


「後一人は俺だ…」


「後一人は…創輝か。どうやら作者も忘れていたらしいぞ」


「ひどっ!」


(作者談:リアル話です。)


「オイ作者!お前無駄にキャラを増やし過ぎなんだよ!それに自分のキャラは自分でちゃんと把握しとけ!」


(アンサー:影薄だからOK!)


「そういう問題じゃ無いだろ!」


(作者&ナレーター:ということで勉強会は始まったのであった…)


「待て!作者ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!ぼかすなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


「…うるさいぞ、影薄!」


「……トモ」


そこでとある店員が俺に話しかけてくる


「何だ?氷火(ひょうび?」


「………あの影薄を………」


「大丈夫だ。滅しても」


「……うん、風水連歌(ふうすいれんか


「ぐぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


影薄が水に押し流される。

それにしてもうるさいな、立派な営業妨害だぞ。

おっと店員もとい氷火の紹介をしていなかったな。

こいつの本名は…


「ねぇねぇ、トモ」


「…何だ?フロア」


「この問題は…」


「この程度の問題が解けない?だったらこの問題集を今日中に終わらせろ!」


「ちょっと!この問題集って辞書並の厚さがあるんだけど!」


「足りないか?だったらさらにこれもプラスだ」


「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!???軽く十倍増!?無理でしょ!?」


「つべこべ言わずにやれ!」


ガチャ


「はい!」


「後一つだけ言っておくが、もし手を抜いたら…」


「絶対に手なんて抜きません!」


ふぅ、やっぱり殺気と拳銃で脅すに限るな。

おっととりあえず忙しくなってきたから氷火の紹介は次回だ!

というわけで、この勉強会編は続きます。

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