登場人物紹介(挿絵あり)
アルフレッド(主人公):身長:177cm 年齢:23歳
売れない作家。学校時代の友人の邸宅に居候しながら町の警備の仕事を日雇いで行い生計を立てている。その実力は確かで、魔術なしで術具使いと渡り合う剣の技量と戦闘力を持っている。生真面目で義理堅く、同時に、不器用で無骨。ゆえに商売っ気もない。アリシアからは「真面目を拗らせている」と評される。だが、その男気、誠実さ、優しさゆえに、町の者達からの人気と信頼は老若男女問わず高い。仕事とあらばエロ小説の原稿も書く。
魔術騎士学校時代。
エルフィオーネ:身長164cm 年齢:(外見年齢)10代後半~20代前半
謎の集団に強襲され、負傷したところをアルフレッドに保護された魔術師の少女。アルフレッドの作品、『与え姫奇譚』に登場するエルフィオーネという歴史上の人物と同じ名前を持つ。アルフレッドの作品内では、このエルフィオーネという人物と、伝説の英雄与え姫は同一人物という設定。その素性は語らないまま、アルフレッドの魔術・時代考証役兼メイドとして雇われる。自称:暇人。性格は一癖も二癖もあるが、美人。
仕事風景
アリシア=アークライト:身長:153cm 年齢:14歳
主人公の友人の妹。名目上は、国家魔術騎士養成学校所属の従騎士。だがその正体は、アルマー王国随一の猛将と謳われる、ジェスティ=アークライト侯爵の長女であり、つまるところの大領主家の姫。はじけるほどの快活さと、後ろ暗さの欠片もない明るさと天真爛漫さとをもつ美少女。アルフレッドとは兄妹のような、幼馴染のような関係。彼曰く「じゃじゃ馬姫」。雷の魔術を扱い、魔術騎士学校での成績は不動の主席(苦手なのは歴史の座学くらい)。術具は双剣。戦闘の天才といわれ、その実力は兄のエーリックをも凌ぐとさえ噂される。
ウシオマル:身長:179cm 年齢:21歳
島国・ナ国の出身。主人公の仕事仲間で、よくコンビを組む。武者修行のために海を渡ってきた(という)、剣の達人。怪力で酒豪。
シャーロット=エンテール 身長:138cm 年齢:110歳(見た目は10代前半。エルフは長命で、この年齢であってもまだまだ子供)
エルフの少女で、アリシアの友人。国家魔術騎士養成学校所属の従騎士。アルフレッドの作品の、数少ないファン。術具は弓矢。回復やアウトレンジ狙撃など、遠距離支援などに特化する。胸が背丈の割に大きく、弓を使うときに邪魔なのが悩み。
アンズ 身長:171cm 年齢:28歳
島国・ナ国の出身で、ウシオマルの兄の嫁。つまり義理の姉。姉御肌で、ウシオマル以上に独特の訛りでしゃべる。野太刀、槍、打ち刀に短刀など、様々な武器を状況に応じて使いこなす。愛煙家。
サーノス 身長:160cm 年齢:12歳
アルマー王国の隣国にして同盟国である、ルテアニア王国の第六王子。何故か本国ではなく、隣国であるアルマー王国の魔術騎士養成学校に、政治的意図も無く留学しており、その立場から学校内でも孤立している。若年で騎士学校に入校するなど、実力は確かだが、実戦経験は薄い。武功を渇望するあまり、精神が不安定になることも。
ディエゴ=フォズリフ神父 身長198cm 年齢:42歳
シフォルスファ教の神父。主にアルマー王国南部の教会を拠点とし、布教活動に勤しんでいる。その一方で、魔物を討伐し「浄化」することを職務とする教会内の役職「冥府渡」としての一面を持っており、シフォルスファ教教会が有する「聖法術」という、門外不出の術法を行使することが許されている。その戦闘力は折り紙つきで、途轍もない膂力から繰り出される体術に加え、巨大な鉄球を軽々自在にブン回し、立ちはだかる魔物を容赦なくなぎ倒す。瑕疵顔の強面からは想像し難いほどに温厚で、アルフレッドもその実力と人柄を尊敬している。妻子持ち。
クレアリーゼ=M=フザンツ 身長:157cm(ヒールあり164cm) 年齢:17歳
フザンツ伯爵家令嬢。現在は国家魔術騎士養成学校アークライト領校の三回生。典型的なお嬢様の性格と見た目をしている美少女。さらに、頭には歪な角が生え、耳はエルフのように長く、腰の上あたりから尻尾が生えているという、特徴的な外見をもつ。術具は白金製のロングブーツ。これに刻印された魔術式により、驚異的な身体能力をさらに強化している。公正な場における試合や決闘を好む反面、義無き暴力を極端に嫌っている。自身の美学や思考を正しいと信じて疑わず、他者にも強要しようとする。
クラウディア=ストレーン=ミダエアル 身長:156cm 年齢:17歳
ミダエアル侯爵家令嬢。「純正型」の魔術師。代々、優秀な国家魔術騎士と宮廷魔術師とを輩出してきた名門侯爵家の令嬢。その才能や実力は歴代でも群を抜き、若干12歳の時に、宮廷魔術機関と魔術騎士学校その双方から招聘をうけたという、正真正銘の神童。行動原理は魔術がすべて。魔術の探求のためならば、危険なことに首を突っ込むこともいとわない。言葉数少ない独特の口調でしゃべる。表情は常に半目で、眠たげな顔をしている。クレアリーゼとは無二の友人。「リズ」という愛称を使うことが許されている唯一の間柄。無表情だが、感情の起伏は人一倍激しい。
エーリック=アークライト 身長:182cm 年齢23歳
【蒼雷侯】ジェスティ侯爵の長男で、アリシアの実兄。アルフレッドとも兄弟同然に仲が良く、アルフレッドがアークライト家を出奔した後も、その関係は続いている。数多の天才・俊英たちが集ったとされる国家魔術騎士養成学校アークライト領校「伝説の260期生」の主席で、若干18歳にして、「将軍」の位を授けられており、有事の際は自領はおろか、一部の南部貴族の騎士団を率いる権限を持つ。その武名は隣国であるルテアニアでも轟いている。現在は花の王都にて、次期国王と目されるジェシカ王女の近衛騎士団団長の補佐役を任されており、男性性では限りなく王女、ひいては次期国王候補の近くに侍る存在でもある。白銀の鎧がトレードマークで、王女の騎士としての見栄と筋トレ目的も兼ねて、就寝入浴手入れ時以外は常に着用している。
メルフィナ=N=マグノリア 年齢:27歳 身長:170cm(ヒールあり175cm)
自称・流浪の魔術師。後ろから見れば、古典も古典の魔術師のシルエットをしているが、そのローブの中身は、官能を極めた豊満にして蠱惑の肉体をもつ。その正体は、魔術の基礎原理を遍く世に広めた魔術の大家として歴史に功績を刻みながらも、魔術の力に憑かれ、魔術の探求のために様々な悪名を残してきた名家・マグノリア家の末裔。正統な後継者として襲名される「初代」の諱「メルフィナ」を名乗っており、元の名前は「ナターリア」で、ミドルネームとして扱っている。エルフィオーネの素性を知っている節があり、その上で彼女に執着しており、彼女を「先生」と慕う裏、過去の雪辱に燃えている。代々受け継がれてきた魔術師としての血脈によるその実力は、エルフィオーネも認めるところ。
キャラと設定が本編で明らかになり次第情報が増えていきます