Contrast
「黒瀬清麿です。よろしくお願いします。」
ニコニコしながら言った自己紹介。周りからは適当な拍手。その拍手を割いて背後から
「あーー!お前今朝の」
「うっせぇな、誰だ…よ」振り向く、刹那、衝撃が体を走る
なんとオレの後ろの席に座っていたのは今朝の青年だった
「あーー!お前今朝の一方通行野郎!」
「お前こそ不法侵入だろ!」
クラスがザワめく。
「ちょっとあんたら、入学初日から停学したいの?」担任が適当なこと言ってるけど今はどうでもいい。
しかし、目立つのはよろしくない、向こうも察したのか、席につく。
担任の名前は確か、二宮。二宮美頼。
「じゃあ次」
「……。」
「次あんた自己紹介でしょ?」
「……。あっオレか。……えっと…」
チラチラとこっちを見てくる
「…清瀬黒斗です。よろしく。」
再び衝撃。&クラスのザワめき。
「何ぃーー!?おっおっお前っ」
「なんだ!」
「お前っオレの名前と……似てるぞ」
「へぇ、珍しいこともあるもんだ。まぁ、仲良くしなさいよ」
二宮はニヤニヤしながらこちらを見ている
「先生は知ってたくせに、わざとらしく言わないでくださいっ!」
「ん?何?え?いいの?先生にそんな口きいて。先生に嫌われていいの?」
「知るか!」
「ま、私あんたなんかに興味ないけどね」
「じゃあ最初から変なこと言うな!」
「もぅ、黒瀬のせいでHRの時間無くなったじゃない」
「まだ3分もたってへんわ!」
視線が痛い。オレは赤面しながら席についた。
何か、疲れた。
こんにちは、コハクでございます
次の投稿まで少し時間をいただきます
引き続き、ファイナル・コードお楽しみ下さい