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じいちゃん

春…。私立刻鳴学園にオレ、黒瀬清麿は新入生として入学した。この学校は創立5年とまだ出来たばかりの学校で入試の倍率は超がつくほど高い。といっても頭が良い訳ではない。が、この学校は芸術とスポーツの専門に特化していて、オレは芸術の専門学科に入る。芸術といってもあらゆる芸術を取り扱っている訳で…。

Y市の郊外にあるこの学校は家から近く、自然に囲まれた校舎は真新しく次世代型のシステムを取り入れた学校である。で、今日は入学式だ。この学校の地元民であるためこの学校が建つ前何があったかの知っていて‥‥



子供の頃この学校ができる前にあった大きな公園に遊びに来たものだ。緑地もあって都会のなかにひっそりと生い茂る森といっても言い過ぎではない。オレはあの公園が大好きだった。あの公園が無くなると知ったときは泣いてわめいたものだ。終いには、工事が始まった日から公園に座り込んで工事のおじさんたちを困らせたこともある。でもなくなるのは駐車場とか森の一部と聞かされて母さんと平に謝りに行ったのは今となっては笑い話である。




ざわざわとうるさい人だかりを見つけた。きっとクラスの名簿が貼ってあるのだろう。しかし、オレは別の方向へと足をはこびだす。気持ちの良い風の吹く桜の木の木漏れ日の道を行けば目的への期待に胸が高なりついには走り出した。こんなことなら重い荷物なんて置いてくればよかった。



実はあの森の半分か3分の1くらいは私有地であった。祖父の土地である。祖父の名は九条重麿といった。祖父はピアノが好きで腕もなかなかのものだった。と同時に森に地下室を作る変人でもあった。自身の莫大な財力を使って自分専用の地下室を作ったのだ。その地下室にはピアノとスタジオ、キッチン、リビング、寝室、トイレ、生活するのに必要なものは全て揃っていて他にも部屋はたくさんある。……らしい。実はオレは一度もあの地下室に行ったことがない。そして、一度も入れて貰えないまま祖父は亡くなった。それからだ、公園を学校にする話が挙がったのは。祖父の死因は事故死。道に飛び出したそうだ。しかし、オレはその話を信じられずにいた。なんせ、事故が起こったのは、あの森の前の交差点。あの道の車通りをよく知る祖父が飛び出す訳がないから。それに死体は見つからなかったからだ。事故後警察に自首した犯人はこう語った。

「確かに私はご老人を車で轢きました。突然のことでブレーキを踏んでも間に合わなかったんです。事故を起こしたあとパニックに陥った私は、逃げるか助けて自首するか迷ったんです。それで、いざ助けに車から出たときにはご老人はいなくなっていたんです」

犯人は若いサラリーマンだった。自首したことと証言の信憑性が認められ、刑は軽くなった。その信憑性は監視カメラによって裏付けられた。祖父が道路に飛び出したのだ。そして、また一つ謎が生まれた。事故直後祖父は小学生位の少年に支えられながら件の森へ消えたのだ。誰もが驚いた。祖父は少年をかばって死んだのだ。

こんにちは、コハクでございます

春なのに暗めのお話お付き合いありがとうございます

説明みたいな文章ですみません(笑)

引き続き、ファイナル・コードお楽しみ下さい

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