Good by halcyon days
こんにちは、コハクと申します。 何より小説なんて書くの初めてなものでありまして笑
多々、ミスが出て来たりするかもしれませんがご了承ください(笑)
さて、自分の好きな小説のジャンルといえば、青春モノ、学園モノでありまして笑
誰もが過ごした青春時代、あんなことあったなぁ、なんて思っていただければ幸いです
目を開けると白い天井が見えた。
「ここはどこ?」
少女は顔にかかった長い髪を払おうと左手を上げようとするが、上がらない。左手を誰かに握られている感触を覚えた。左を見るとまた見知らぬ少年が自分の手を握ったまま眠っている 「誰?」
窓の外を見ると赤く染まった街とこの部屋。見事な夕焼けであった。
「綺麗」
そこで少女は自分がいる場所が病院であることを理解した。ベットの横には医療機器がたくさん置いてある。
少女は少年に話しかけた。「ねぇ、あなたは、誰?」
反応は無い。仕方なく右手で少年の肩を揺する。
「んーー。もうちょっと………痛って!」
なかなか起きなかったので耳を引っ張った。
「痛ってーなぁ。って……」
少年は顔を上げたが逆光で顔が見えない。
ただ、透き通った綺麗な眼は自分の全てを見ているようで
「……。」
「……。」
見つめあって何秒、いや何十秒たっただろうか。やがて恥ずかしくなり、少女は少年を怪訝そうな目で見た。
「イヤ、何でもないんだ。先生を呼んでくるから、ま、待っていてくれ」
左手ごともってかれる。慌てて少年は指をほどき、謝りながらそそくさと病室を去った。
「ナースコール押せばいいのに」
なんだか眠たくなってきた。赤く染まった部屋に春の香りを漂わせた風が吹き込む。そんなある日
わたしは、そんなある日、あの人に出会ったの。
お付き合いありがとうございます
引き続き、ファイナル・コードお楽しみ下さい