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「役者が揃っちゃったみたいだけど?」
「ええ。意図せず粒ぞろいですね」
「これ、どうするよ」
「さぁ。僕に訊かれても」
「お前が呼んだんだろ?責任くらい持ってくれよ」
「…分かりました。では、あなたたち3人でチームを組んでもらいましょう。その後で、ギルドでクエストを受けて下さい」
「意味あんのか?」
「実力を試したいんですよ」
「よし。受けてやろうじゃねぇか。で、ギルドはどこだ?」
「あちらです。では、僭越ながら…」
「防具と武器?」
「危ないですから」
「そんなに危険なクエストをしろと?」
「本当に危なくなったら自動的にログアウトするので、死の危険性は0%に近いですから、大丈夫です」
「仮死状態はありえると?」
「植物状態くらいなら」
「0%ではないと?」
「1.5%くらいですかね」
「じゃあ嫌だ」
「それは出来ません。もう登録は済ましてありますから。では、ご健闘をお祈りしています」
「貴様…覚えてろよ…」
「それでは」
※
「ここは?」
シチュエーション的には最初の特訓の時と同じ状況だ。
ただ、どんなモンスターが出てくるかだ。
即行ラオ○ャンロンみたいなボスキャラが登場したのなら、たまったもんじゃない。
用心は必要か。
「じゃぁお前等、これ着とけ。防具だそうだ」
「ふーん。分かったわ。これって、服の上からでいいの?」
「多分な」
「よいしょっと…」
「じゃ、行きますか」
「ちょっと待ってよ。その剣は?」
「え?これ?俺の」
「なんで?」
「恰好いいから」
「は?」
「このなかで一番腕力があるのは男であるこの俺…じゃないな」
「あんたの理論から行くと、剣を持つべきなのは私なんだけど」
「う、うるさい!これは俺が持つんだ!悔しかったら取ってみやがれ!」
「言うわね…」
俺が『バーカ、バーカ』と言おうとした途端、俺の両手両足が固定された。
「湊お姉ちゃん!結界でお兄ちゃんの身動き封じたから!今のうちに殺っちゃって!」
「ありがとう香織!オラァ!死ね淳!」
「ちょ、ま、くぁwせdrftgyふじこlp!」
「あんたが私に刃向かおうなんて、100年早いのよ」
「やった!ナイス、湊お姉ちゃん!」
「こんな変態は置いといて、行こう、香織」
「はーい」
深夜テンションでおかしくなっております。
文章を末梢するかもしれません。
何かごめんなさい。
─国士無双─