『長者の婿になった速記者と桶屋の泣輪』
掲載日:2026/03/09
あるところに長者があった。一人娘が妙齢になったので、婿をとろうと触れ回ると、大工と桶屋と速記者が名乗り出てきたので、長者は、その中で一番腕がよい者を婿にすることにした。大工は頑張って家を建てたが、速記者は、長者の娘と世間話をし、その会話を速記で書いて反訳して長者に提出し、桶屋は最後の一輪を入れる直前で、速記者の勝ちとなった。桶屋は、惜しいところで負けたので、男泣きに泣き、このことから、桶屋が最後に入れる輪のことを、泣輪と呼ぶことになったのだという。
教訓:勝負のルールがおかしい。




