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001「迷宮-Labyrinth-」

(これで何回目だ?)

 無いはずの眼で骨だけの手を見詰める。喋ったつもりはないが、心の声と歯が連動し、カタカタと鳴る音だけが壁に反響する。

(その癖、音は聞こえるんだよな・・・訳分からん)

 辺りを見回しても、見覚えのない場所。しかし本能が、此処が迷宮であると言っている。

(はぁ、またこいつかぁ。ゴブリンやゾンビの方がましなんだけど)

 最初に生まれ変わったスケルトンの身体を見て、既に何度目だろうか。

(こいつ、まじで動きがノロマ過ぎるんだよな)

 しばらくその場で頭を抱えていると、通路の奥から壁に反響した複数の足音が近付いて来ることに気が付いた。


「へへへ。おい、スケルトンがいるぞ」

「おお、こりゃ楽な相手だ。運が良いな。誰が殺る?」

「新入りがいるから、入団祝いにどうだ?」

「おう。俺はそれでいいぜ」

「スケルトンなんぞ幾ら倒しても、俺らじゃ何の足しにもならんだろ」

 その集団は思い思いの武器と防具を身に着け、ケルトから10歩ほどの所で立ち止まった。

(はぁ、最悪。何ですぐにエンカウントするかねぇ。それも、十人以上のちゃんとしたPT(パーティ)だな。何言ってるか分からねぇが、碌な事じゃねぇだろ。くそがっ)

 ケルトの意思に関係なく、何故か考えるだけでスケルトンの口は動き、カタカタと歯を鳴らしてしまう。それは時に、挑発に受け取られることもある。

「おっ、なんだなんだ。こいつ、やる気だぞ。おい、ジョン」

「は、はい」

 一番先頭にいた男が、一人の若い青年を自分の隣に並ばせ、その肩を軽く叩く。

「ははは、緊張してるな。まぁ、安心しろ。スケルトンは迷宮の中じゃ、最底辺の魔物だ。はっきり言って、ガキでも数人居れば勝てる相手だ。だが、油断せずに行け」

「は、はい。それじゃあ、行きます」

 まだ少年の面影が残るその青年は、顔に緊張を滲ませながら腰に下げていた短剣(ショートソード)を引き抜く。そしてゆっくりとした動作で、目の前の何故か頭を抱えているスケルトンに、一歩ずつ慎重に近づいて行く。

「はぁあああ」

 短剣の範囲に入った瞬間、青年は威勢の良い声と共に、構えていた短剣を振り下ろす。その一振りは、真っ直ぐスケルトンの頭蓋に落ち、その骨を砕くはずだった。

ーガギィンー

「えっ?」

 振り下ろした短剣は、スケルトンの両腕で受け止められ、流れる様にそのまま弾かれる。まるでその動きは、スケルトンが初めから狙っていたかのように、スムーズな反応と流れるような動作だった。

 青年は短剣を弾かれた拍子に、胸を仰け反らせるように崩され、目の前に迫るスケルトンが放つ貫手に、すぐには反応ができなかった。だが。

「油断するなと言っただろうがっ!」

(あら、残念。まっ、さすがにこれだけ敵がいたら、ねっ)

 スケルトンの放った貫手は、青年の顔にあと数センチの所まで迫っていた。だが先程、青年の肩を励ます様に叩いていた男が、スケルトンの肘を砕いたことで防がれてしまった。

(くぅ~、次のために一人くらい殺っときたかったのになぁ)

 カタカタと歯を鳴らして悔しがるスケルトンのすぐ目の前には、青年が振り下ろす短剣が迫っていた。

「はぁ、はぁ。はぁ」

 頭蓋を砕き、首を落とされたスケルトンは、その場で崩れ落ちる様にそのまま動かなくなった。

「ジョン。油断するなと言っただろ」

 スケルトンの肘を砕いた男が、しっ責しながら青年の頭を少し小突く。

「いてっ。す、すみません」

 俯く青年にもう一言、口を開きかけた男を脇から伸びて来た手が制した。

「そのくらいにしてやれ。お前だって、初めて入った迷宮でやらかしただろ」

 このPTの隊長であり、同郷の男が二人の間に手を差し込んだ。

「うっ。そ、それは、まぁそうだな」

 しっ責を加えてた男は、相当恥ずかしい思いをしたのだろうか、明後日の方向に顔を向け、恥ずかしそうにしている。

 その様子に周りの仲間の何人かが、苦笑いを浮かべている。勿論リーダーの男も。

 リーダーの男は青年に向き直り、顔を真剣なものにした。

「ジョン。よく聞け。最初に行ったと思うが、迷宮内では助け合いが重要だ。今回、お前は助けられたかもしれないが、次はお前が誰かを助ける番かもしれない。反省も大事だが、感謝を先に伝えるようにするんだ」

 リーダーの言葉に、青年は俯いていた顔を上げた。

「は、はい。ありがとうございました」

 青年は今だ恥ずかしそうにしている男に向かって、勢いよく頭を下げた。

「気にすんな。俺なんかよりよほど良い迷宮デビューだったぜ」

 男は少し照れ笑いを浮かべながら、青年の肩を叩き彼の迷宮ハンターとしてだ一歩を讃えた。

「は、はい」

 それに青年は短く返事をし、ようやく笑顔を浮かべるのだった。


(・・・青春だねぇ。でも、いいのかねぇ。そんな無防備な背を見せてい、てっ。あっ、すんませ~ん。やっぱ、十人以上でまともなPTは相手にしちゃいけないわ)


 リーダ―の男は油断していなかった。よく歯を鳴らすスケルトンは、通常のスケルトンよりも知性があるのではと言われていたからだ。

「・・・やはり、あの仮説は正しいのかもしれんな。ジョン」

 リーダーの流れるような剣捌きに見とれていた青年は、すぐに返事が出来なかった。

 背中に目でもあるのか、振り向き様に放たれた居合。狙いも正確で、骨と骨の間の関節を狙った鋭く、重い一撃で骨を上下に斬り離していた。

「ジョン」

「は、はい」

 二回目でようやく返事を返せた青年に、リーダーは背骨が折られ崩れているスケルトンを指差した。

「手足の関節と、もう一度頭蓋を砕いておくんだ」

「は、はい」

 青年が短剣を構えようとしたところ、横から殴打専用の棍棒が目の前に差し出された。

「ありがとうございます」

 棍棒を渡した男は、軽く手を挙げると下がった。

 そして、青年は地面に転がる骨に向かって、棍棒を迷いなく振り下ろすのだった。


 こうして、スケルトンに生まれたケルトの、あまりにも短い骨生は幕を閉じた。完。



「てぇい。勝手に終わらすんじゃねぇ!」

 毎回死ぬと脳内で再生される嫌なナレーション(自作自演)。その脳内で響く声で目覚め、勢いよくケルトは立ち上がった。そして、すぐに自分の身体を確認する。

 どうやら、今回はスケルトンは回避し、ゴブリンの身体で復活したらしい。

「ようっ。元気だな。同類か?」

 ケルトに話しかけてきたのは、同じ迷宮の魔物。その容姿は今のケルトと同じ、醜い姿で描かれることが多いゴブリン。例に漏れず、ケルト達の容姿も決して良いとは言えなかった。だが、空想よりも醜くはない。

「分からん。億劫になってからは数えてねぇ。てか、同類とは久しぶりに会った気がするぜ。俺はケルトだ」

 ケルトは目の前のゴブリンに手を差し出した。同じ境遇の魔物と出会えるのは稀だ。ケルトは一度しか会ったことがないが、その時の同類は三人と会ったことがあると言っていた。この機会は情報を交換するためにも、決して無駄にしてはいけない。特に友好的な者との出会いは、後々どんな影響が有るか分からない。大事にしなければいけないとケルトは感じていた。

 相手もそれが伝わったのか、差し出されたケルトの手を、優しく握り返してきた。

「おう。俺はゴリだ。その名前からして、初めの魔物はスケルトンか?」

「その通りだ。ついでに、さっきまでスケルトンだった。あんたは、ゴブリンか?」

「そうだ。やっぱり、みんな。最初の魔物から適当につけるんだなぁ」

 ゴリはニヒルな笑顔を軽く返してきたが、その表情から少し後悔しているのが分かる。

「あぁ、そうみたいだな。しかもこの名前、変更不可みたいだな。違う名前を名乗ろうとしたら、勝手にケルトって名乗っちまう。それより、情報交換しないか?」

「あぁ、いいぜ。こっちに丁度、窪みがある。そこで話そう」

 ゴリは親指を立てながら部屋の奥を指し示す。陰になって分からないが、瓦礫の奥に秘密基地があるのだろう。二人は周りにいるゴブリンを押し退けながら、部屋の奥に進んでいった。

 ケルトが復活した部屋の中には、同族のゴブリンが二十体ほどいる。だが、そのどれもが迷宮産の魔物特有の動きをしている。部屋の入口に注意を払い、勝手に動いているケルト達には見向きもしない。

 ケルトの経験から、迷宮魔物は二種類に分かれる。

 一つ目は、簡単に言えば迷宮内を闊歩し、侵入者を撃退あるいは殺害するための守備兵。二つ目はその逆に、迷宮外の地上を侵略する攻略兵。

 ケルトは今のところ守備兵寄りの魔物と言えた。寄りとは何ぞやではあるが、今のケルトは外には出れないが、守備兵の様な使命が有る訳ではない。自由なのだ。

「スケルトンで、どのくらい生きてたんだ?」

 ゴリは前にいるゴブリンを肩を押し退けながら、前に進んでいく。

「目覚めて数分で十人以上に囲まれたよ。そんで新人君かな?の剣の錆にされたって訳よ」

「・・・ひでぇ」

 ゴリは助さんになったことはないため、その動きのノロマさを知らない。ただ、迷宮で見る限り、あれに成りたいとは思ったことが無かった。

 瓦礫の裏側には、崩れた壁に少し大きめの窪みが出来ていた。ゴブリンなら三人ほど入れそうなその空間に、二人は滑り込むように入っていく。

「それで、何から話す?」

「まずは何に生まれたかをお互い共有しよう。俺からでいいか?」

「あぁ、頼む」

 ケルトはこれまでに生まれ変わった魔物の種族を語って行くが、それほど多い訳じゃない。

 ケルトが最初に生まれ変わった魔物はスケルトン。そこからゾンビ、ゴブリン、レイスと続き、それ以降はこの四種のいずれかに復活してはを繰り返していた。

 ついでに、それぞれの魔物で気づいた点も話したが、これはその魔物になってみないことには伝わらない感覚的なモノが多く、あまり情報としては共有できるものではなかった。

「少し違うな。俺はゴブリン、ゾンビ、狼、蜘蛛だ。スケルトンとレイスは無いな」

「あぁ~」

 ケルトはゴリのラインナップを聞いて、気の毒そうな顔で彼を見詰めた。

「その顔は知ってるな?」

「うん。スケルトン以外は四足以上の多足動物ばっかりで、泣いてる奴いたんだよな」

 ケルトには経験が無いので分からないが、出会った同類の中で四足以上の魔物に生まれ変わった事がある者は、もれなく全員が口を揃えて「まともに歩けない」と言っていた。

「本当に難しいんだぞ。しかも、四足以上の魔物は、通路住みが多いんだ。動かし方の感覚が全く違うからな。嫌になるぜ」

 ゴリ言う通り、部屋住みは二足歩行か蜘蛛などの節足動物が多い。逆に狼タイプの肉食獣系の魔物は通路住みが多い傾向になっていた。

「それで、ケルトはこれまで何か変化はあった?」

「変化?いや特には無いな」

「そうか。俺はゴブリンが一番多いんだが、何か気付かないか?」

 ゴリは意味深に告げると、少し見易いように立ち上がり、手を広げる。こんな狭い場所で出来るのも、小柄なゴブリンだからこそである。

 ケルトは他のゴブリンと何が違うのか、それを頭の先から一つ一つ見比べていく。まず目を引くのが、その小さな角や尖り耳だが、これは個体毎に違うため選択から外した。

 次に顔全体を見るが、間違いなく醜い。見事なゴブリンである。

 そして、さらに下に下へと視線を降ろしていくと、ケルトの目はあるモノで止まった。それは、腰に刺さる錆び付いていないナイフ。

 ケルトは自分の腰に刺さる錆び付いて、鞘から外すのにも苦労するナイフを取り出す。

 ゴリもその意図に気付いたのか、腰に刺さるナイフを鞘事外し、ケルトの目の前に持っていく。

「・・・触ってもいいか?」

「いいぜ。俺もつい最近こうなったんだ。それまでケルトや皆と一緒、錆びたナイフを持ってた」

 ケルトは落とさない様にナイフを受け取ると、鞘から刀身部分を引き抜こうとした。だが、引き抜けなかった。

「えっ?」

「どうした?」

「いや、引き抜けないんだ。ゴリ、引き抜いてみてくれ」

「何言ってんだ‐――しっ。足音がする」

 ゴリは外から聴こえるゴブリンたちが出している音とは、全く違う音を拾った。既に百回以上ゴブリンに復活している事で、五感は他の魔物よりも鋭く馴染んでいた。

「来た・・・おそらく二人だな。どうするケルト?」

「少し様子見したいな。さっきは十人以上いたからな。それに人数が少なすぎる、逆に危険な気がするぜ。ゴリは?」

「俺もだ。ここ最近、結構人の多い集団に当たって、一人も殺れないことが多いんだ。出来れば、一人は殺っておきたい。だが、ケルトの言う事も一理あるな・・・来るぞ」

 二人は小声で話しながら、瓦礫の隙間からゴブリンたちのいる部屋を覗き見る。少しずつ近づく音にゴブリン達も気付き、入口の方向に全員が向き始めた。

「来た」

 気付かれない様に気配と息を殺して待つ二人。そして、暗がりの入り口を注視する。

「やべっ」

 しかし、入口からは入って来たのは人ではなく、二本の真っ赤な炎の渦。その炎は部屋の中にいたゴブリンの半数以上を巻き込みながら、ケルト達が隠れていた瓦礫に命中し、辺りに飛び散る様にして消えた。

(あち、ちちちぃ。痛い、痛い、痛い)

 不意打ちでの一撃。その直撃は避けれたケルトだが、熱い炎の直撃を受けて崩れた瓦礫に身体は下敷きになっていた。

(幸い、地力で何とか出られそうだ。だが、今すぐ動くと居場所がばれる。背中は熱くて痛いが、我慢だ)

 ケルトは必死に声を我慢し、熱で熱い背中の痛みに耐える。だが。

「ぎゃああああああああああああ」

 ゴリの耳をつんざく様な魂からの叫び。彼は瓦礫の下敷気にはなっていなかったが、運悪く二つの炎の渦は彼の近くで弾け飛んでいた。おそらく避け切れなかっただろう。痛みから来る反応か、ゴブリンの小さな体が有り得ない程、仰け反っている。

 だが、その叫びも直ぐに途切れた。力尽きたのだろう。ゴリは瓦礫にもたれ掛る様に倒れ、動かなくなった。その半身は黒炭の様に変色し、煙を上げている。

「おっ、隠れてたやつがいたみたいだな。見ろよこいつ。体半分が黒焦げで二色に分かれてる」

 ケルトは一瞬、自分が見つかったと思い焦った。しかし、どうやら違ったらしい。敵が見つけたのは、瓦礫に埋もれた自分ではなく、半身が黒くなったゴリの悲惨な死体。

(ゴリ、悪ぃな。でも、助かった)

 ケルトは心の中で詫びつつも、その敵討ちに動くつもりは一切無い。

 頭も視線も微動だにさせず、息を止めてまで気配を消した。

 まだ100回も死んでいないケルトだが、何となくやばい奴等の特徴は掴んでいた。

 その一つが、炎や土などを自在に操る者達。ケルトの知識では魔術に相当するもの。

 この魔術を扱える者を抱えるPTは、先制で弓矢と共に魔術が飛んで来る事が多く。最初の頃は何が起きたかさえ分からずに死んでいた。

 特に少人数で行動しているPTは要注意。個々の遠近両方の戦闘技量が高い場合が多い。今のケルトでは、全く歯が立たないだろう。

「うーん駄目だな。何も無い。外れだ」

「えぇー、此処まで一本道だったのよ。それも結構歩いたのにぃ、何にも無いとかないわぁ」

「文句垂れても仕方ねぇだろ―――ぐっ」

 だがそれは、相手が油断していない場合に限る。男がこちらに背を向けた気配と、誰かとの会話に意識が向いたその刹那、ケイルは錆かけのナイフを、瓦礫の隙間から突き出し、男の脇腹に突き刺した。

「ぐっ、もう一匹、いやがっ」

「カイルっ」

 カイルと呼ばれた青年は肩越しにゴブリンの口元が自然と歪み、その醜い笑みを自分に向けているのを見た。

「出でよっ」

 どうやら、軽剣士風の女があの炎を生み出し、操っていたらしい。彼女の持つ小さなワンドの先に、小さな炎の針が無数に出現した。

「殺れ!」

 その物騒で殺意の高い台詞がトリガーとなっているのか、全ての炎の針は同じ軌道で、醜いゴブリンの顔面を目掛けて飛んでいく。

 この時点で、魔術をほとんど知らないケルトだったが、彼女が熟練の魔術師である事を何となく察した。

「ちっ、仕留め、ぎゃああああああああああああ」

 顔面に無数の小さな、それも熱い炎で出来た針が刺さり続け、身体を炎で染め上げていく。取り外そうにも、実体のない炎の針。搔き毟ろうと、摘まもうと一切顔や首から外れない。

 その痛みに耐えられず、ケイルの意識は一瞬にして途絶えた。

(あと少し・・・)

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