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オークの母は冒険者ランクAで父は冒険者ランクSです。〜最初に産んだのはオークでした、娘も誕生して〜親子で成り上がります。  作者: オークさん
1章。ぉれ、ナマエ、アーサー。(スタンビート編)※第1話〜第10話。
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第4話。ココロ街へと到着した変わった家族。

人の集団に鉢合わせしないよう慎重に行動をしたわ。


もしもアーサーが人前に出たら必ず「魔物」として。


討伐対象になるのは明らかに目に見えてるわ。


そうはさせない。私が痛めた子を無惨に討伐とか。


あの4組パーティーに嘘の情報を流してあけだ。


人を今まで騙した事をなかった、私なのに……。


街に入るにはアーサーに鎧を着せるのも有りね。

 アンナ家族は慎重に行動をしていた。人影が目に入れば、真っ先にアーサーを待機させてアンナが応対する。それを何時間も同じように繰り返す。


 平原を数時間ぐらい歩いた所でようやく街が見えてきた。結構な大きな都市でもあった。


 アンナは周りを見渡し平原の1マイル先に森を見つける。先に森に寄ってアーサーを待機させる。


「いいわね、アーサー、ここで待ってるのよ?」


「ワカッタ!マーマ、ぉれ!待ッ!」


「リオラの事は任せたわよ、アーサー」


 アンナは森から出て街を目指す、夫も見つけたいアンナであったが先に鎧を揃える事にした。


 これはアーサーの鎧を揃える為である。幸いアーサーはまだ5歳のオークだ。人間の大人の鎧が合うだろうとアンナは考えていた。


 城壁の城門まで到着したアンナは冒険者ランクのカードを見せる。


門番は驚いた表情になり頭を深く下げて通す。


「Aランクのアンナ様でしたか!お通りください」


「ありがとう、それとオークを見かけたら、私に報告してくれるかしら?私は防具屋に居るわ」


「分かりました!必ず報告を致します!」


 アンナは防具屋へと急ぐ。もしも森にオークが発見される事になれば一大事だからだ。


防具屋に到着したアンナは扉を開けて中にはいる。


 すると3人組の若い男女が何やら防具を見ていた。声が聞こえてくる「ココ!これなら魔道士ぽくないかい?」「う、うん、私は何でも……いいよ」「お前は、いつも小声だよなぁ」


店長が店の奥から顔を出す「よぉ!アンナじゃねえか?どうしたんだ?」


「久しぶりね、防具が欲しいの、大人が着れる防具が欲しいかしら」


「それなら、入荷したばかりの、この鎧はどうだ?」


 店長はアーマープレート一式をアンナの前に持ってくる。基本中の基本防具でもあった。


 アンナはアーマープレートを触って調べる。頷き喜ぶ。アンナは店長に追加注文をお願いする。


「あと顔を隠せるヘルムも欲しいかしら」


「おっ、直撃を回避する為だな?待ってろ、確か……ここに……あったぞ!」


「これなら?アンナ、全ての顔を覆い被せるぞ」


「これは!?ドワーフ族のヘルムね!」


それはドワーフ族のヘルムであった。


 そのヘルムは顔を全て保護出来るようになっていた。そして顔型面ハウススカルになっていた。


そのハウススカルは人顔の少し不気味な型になっていた。


 アンナはこのヘルムはアーサーにピッタリだと心の中で喜ぶのであった。店長に会計を払う。


「ありがとう、店長、また来るわね」


「おうよ!アンナ、いつでも来な!」


 店長はヘルムと鎧を運び易いようにアンナに手渡す。アンナは防具屋を後にしてから走って2人の所に戻るのであった。


 その頃、アンナの帰りを待っていた。アーサーとリオラは森の外を眺めていた。リオラは目を覚ましオンブから下りていた。


「に〜に、ママ〜おそいねぇ〜」


「ダイジョウダ!モッドでくる!」


 アーサーとリオラは手を繋いでいた。リオラにとってアーサーの手は大きな手である。アーサーの小指を握る。リオラ。


 すると前方にアンナの姿が2人を見つけるのである。アーサー!リオラ!と叫ぶ。アンナ。


「ごめんなさいね、アーサーの鎧を用意してたの」


「ぉれ?ヨロイ!マーマ、アリガトー!」


「アーサー、これを着てみなさい、合うはずよ」


 アーサーはアーマープレートを装着する。両足、両手。最後に胴体だ。そしてハウススカル付きヘルムを被る。


それを見たリオラは瞳をキラキラさせる。


「にーに!かっこいい〜!」 


「アリガトーリぉラ!」


「うん!これなら大丈夫そうね、アーサー!」


「それじゃ、街に向かうわよ!2人とも!」


アーサー&リオラ「オー!お〜!」


   こうしてパパを探すべく街へ!

第5話。冒険者ギルド本部へ。

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